日本クレジット協会によると、平成26年3月末のクレジットカード発行枚数は、2億6,722万枚で、これは成人人口比で1人当たり2.6枚所有していることになります。
交通、流通、金融、通信など、さまざまな業種からクレジットカードが発行されており、スポーツクラブの会員証などにもクレジット機能が付いているものまでありますから、用途に応じて5、6枚持っていたとしても不思議ではありません。
・ポイントが貯まる!
・プレセールなどの特別なサービスが受けられる
・海外旅行傷害保険やロードサービスなどが付帯している
・インターネット決済や海外旅行など利用できる場面が多い
交通系(電車・航空・車など)と流通系(スーパー・百貨店・ネット通販系など)のクレジットカードを2枚使い分けるというのが基本です。ポイントを効率よくためることを考えるとあまり多く持ちすぎてもNG。利用頻度と金額、自分にとってメリットのあるサービスかどうかを検討して、枚数を絞るとよいでしょう。
例えば「ビックカメラSuicaカード」といった、ビックポイント+Suica+VIEWカードがセットになったものは、1枚で3役を果たしかつ、ポイントの相互交換ができるのが魅力です。こうしたコラボタイプのクレジットカードは多数あるので、自分がよく利用する交通機関やお店で使えるぴったりの1枚を探してみましょう。
1枚で全てを済ませたい場合は、楽天カードのように、ポイントが自動的に反映されるタイプのものや、利用金額が自動的に1%OFFになるP-oneカード(Standard)などがおすすめです。
ポイントをためたいのであれば、ポイント還元率が高いものを選ぶのもコツです。ただ、還元率が高くてもポイントの有効期限が短い、利用の方法が複雑、利用時の最低ポイント数のハードルが高いなど、ポイントそのものが使いにくいなら見直すことも考えましょう。 また、所持する枚数は少ない方が効率良くポイントが貯まります。
年間どれだけの金額、クレジットカードを利用しているかにもよります。場合によっては、年会費が有料でもゴールドなどのステイタスカードを持っていた方がお得になることもあります。
使っていないクレジットカードは有料無料にかかわらず、早めに解約手続きをしましょう。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>