—— おすすめのレパートリーはありますか?
「パンを入れて一緒に焼いたら美味しかったです。パンを入れる場合は焦げないように最後の5分に入れるのがポイント!
気に入っている食材は、里芋、洗っただけのゴボウ、レンコンですかね。ちょっと変わり種だと、プルーンとケイパーのコンビや空豆も絶品でした。肉以外も魚やエビなどの魚介でも作れますよ。ネットではカマンベールチーズを真ん中に配置した強者もいました」
—— どんな時に作るのがおすすめですか?
「何も作りたくないなぁという気分の時はぜひおすすめです(笑)!切って味付けして、オーブンに入れるだけ。片付けも少なくて楽チンです!あとはパーティーや差し入れにも◎。今年のお花見シーズンはかなり重宝しました。
最後にこれから作ってみたいという人に向けて、村井さんに"おいしく作る5つのコツを聞きました!
《その一》冷蔵庫に残っている野菜をなんでも使ってみる。 肉の種類は混ぜて可。ソーセージは味にアクセントがつくのでおすすめです。夏はこのソーセージがおいしくてビールが進みました。和風の素材も恐れずに使う。お揚げと厚揚げがおいしかったです。
《その二》オリーブオイルは多めで。 これでもかってほどにオリーブオイルを入れて焼くこと!焼き上がりのバットの上の余ったオイルをフランスパンにつけて食べるとまた絶品
《その三》火が均一に通るように肉は必ず解凍。 肉は解凍、いも類は下ゆでするのが◎。焼きムラが出ず均等においしく焼けます。
《その四》にんにくは丸ごと一個、必須です。 一個丸ごと焼くなら、皮付きのまま、にんにくの頭を落として、油をかけて焼くとおいしいです。もちろんバラして焼いてもOK!
《その五》見栄えをよくしたいなら、大きいパーツから配置すること。 肉、じゃがいもなどの大きい具材を配置した後に、小さい具材で隙間をなくしましょう。焼き上がりは具が縮むので、隙間がないと焼き上がりのゴージャス感が増します。具材は詰めるけれども重ねないのもポイント!
やっぱりこの料理の良さは、冷蔵庫に残っている野菜なら何でも使える、オリーブオイルと塩で成立する味付け。オーブンに入れるだけという手軽な調理法にあるよう!それなのにおいしくて、見栄えが華やかだからどんなシーンでも使えますね!様々な食べ物が実りを迎える「食欲の秋」にもぴったりです。
善は急げではないですが、今日のお昼に、晩ごはんにぜひ食べてみてはいかがでしょうか。あなたもその手軽さと美味しさにトリコになってしまうはず。
翻訳家。『ブッシュ妄言録』(二見書房)、ルイ・セロー『ヘンテコピープルUSA』(中央公論新社)などを翻訳。 ホームページ: https://rikomurai.wordpress.com/ Twitter:https://twitter.com/Riko_Murai