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この言葉、聞いたことがありませんか?まつたけは香りがよくしめじは味がよいという意味の、昔からある言葉です。でも実はここで言われる「しめじ」は、いつも食べているしめじとはちょっと違うこと、知っていましたか? 本来、「味しめじ」にあたるのは、希少な「本しめじ」と呼ばれるしめじです。一般的にスーパーで売っているしめじは、「ぶなしめじ」という種類です。ぶなしめじはシャキシャキとした食感が特徴で、安価で美味しいですよね。今回は身近に購入できる「ぶなしめじ」について、詳しくご紹介します。
左が本しめじ、右がぶなしめじです。同じしめじですが、見た目もずいぶん違いますね。
しめじは非常にカロリーの低い食材です。栄養成分はビタミンDや食物繊維、ナイアシン、さらに他のきのこよりもオルニチンを多く含んでいます。 ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、丈夫な骨や歯を作ります。調理するときは、カルシウムの豊富な小松菜や青梗菜などの野菜と組み合わせがおすすめです。食物繊維は整腸作用のある不溶性食物繊維が多く、免疫機能を高める効果が期待されるβ-グルカンが含まれています。また、ナイアシンやオルニチンには肌トラブルや二日酔いの改善効果があるといわれています。
しめじはカサが開きすぎず、全体的にハリがある新鮮なものを選びましょう。袋の内側に水滴のついているものは、新鮮でない可能性があるため避けるのが◯。根もとが白くふっくらして、一株にまとまっているものが良品です。
しめじは洗わず、汚れが気になるときはキッチンペーパーでふき取る程度で大丈夫です。石づきを切り落とし、手でほぐします。 汁物に入れるときは水からゆっくり煮出すと旨み成分のグアニル酸が溶け出します。しめじ本来の旨みをしっかり効かせることで、加える調味料を減らしても美味しく仕上げることができ、減塩につながります。
天然物の旬は9~11月。保存はラップに包んで冷蔵庫の野菜室にいれましょう。ぬれると傷みやすくなるため、水気には気をつけてください。 長期保存したいときは、冷凍や天日干しができます。冷凍する際は、石づきを切り落としてから小分けにしてラップに包むのがオススメです。また、オイル漬けや佃煮などの常備菜として保存するのも◎。
おいしい健康のおすすめレシピで、旬のしめじをたっぷり味わいましょう!
豆乳かぼちゃのとろ~り濃厚シチュー♪
by アールmamaさん
かぼちゃが溶け出して、濃厚な色が食欲をそそります。豆乳の優しい味にほっこり。簡単なのにごちそう感のでる一品!
マーボーきのこ
by ケチャウルレシピさん
きのこたっぷりのヘルシーマーボー。中性脂肪低下に役立つ食物繊維が豊富で、一日分の約1/3量が摂取できます。
きのこと里いものご飯。
by つくしぐみさん
里芋がねっとりと美味しい!食物繊維が豊富で、白ご飯に比べ血糖値の急上昇を抑制します。
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管理栄養士が監修し、からだがよろこぶ美味しい人気レシピを厳選しました。1回の食事で何をどれだけ食べるべきかを知り、好きなレシピを選んで自分にぴったりの献立を作ることができます。