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お赤飯をいちから手作りしたことはありますか?
手間暇はかかるけれど、蒸して作ったお赤飯は感動する美味しさなんです!
今回は、初めてでも失敗しない作り方を紹介します。ぜひ大切な家族のお祝いや、節目に作ってみてください。
作る前日に豆を茹で、もち米に茹で汁をひたしておくと、当日スムーズです。豆は小豆かささげ、好みのものを使ってください。
【1】前日:豆を茹でる
豆を洗い水から茹でる。沸騰したら茹で汁を捨て、再度水から茹でる。もち米は洗ってザルにあげる。
【2】前日:豆と茹で汁を分ける
少し固いくらいまで茹でたら、豆と茹で汁を分ける。豆は乾燥しないようラップし、茹で汁は冷ます。
【3】前日:もち米を茹で汁にひたす
茹で汁が冷めたら、水気を切ったもち米を浸して、5〜6時間以上おく。
【4】当日:もち米と豆を混ぜ、蒸す
もち米をザルにあげ、豆と混ぜる。茹で汁は打ち水として使うため、取っておく。蒸し器に入れ、強火で蒸す。
新豆と、年を越した豆では茹で時間に差がでるので、一粒食べて確認しましょう。食べられるけどちょっと固いくらいが目安です。
蒸し器がなくても、サラシを敷いたボウル型のザルで代用できます。米が湯につからないよう、鍋の底に深めの皿を裏返して置き、その上にザルをのせて蒸しましょう。ムラになりやすいので、蒸す時に10分おきに混ぜましょう。
小豆の茹で汁で、お赤飯が綺麗なピンク色に仕上がります。ふっくらとした小豆の美味しさが味わえる、昔ながらのお赤飯です。
特集スタッフが作ってみた感想
打ち水に塩を加えているため、小豆本来の甘みが引き立ち、美味しかったです。小豆を口に入れるとホロホロと割れて、豆の風味が口の中全体に広がります。
固めのごはんが好きな方は、打ち水の量を少し減らして調整すると良いと思います。(調理時間:前日50分 当日50分)
小豆の皮は薄くて破れやすく、その破れた様子が切腹を連想させるため、皮の厚いささげを使ってお祝いする地域も多いです。
特集スタッフが作ってみた感想
もち米がシャキッと立っていて、噛むほどに一粒一粒から旨みを感じられました。ほんのり赤く染まった、上品な印象のお赤飯です。
小豆に比べて、ささげは歯ごたえがあり、それがとても良い食感になっていると思います。(調理時間: 前日60分 当日60分)
せっかく作るなら、たくさん炊きたくなりますよね。いっぱいできたお赤飯は、アレンジしても美味しく召し上がれます。
お赤飯を手作りするのは初めてでしたが、意外と難しくない!という印象を持ちました。
小豆とささげ、どちらの豆が良いか、スタッフに食べ比べしてもらうと、票が二つに割れました。子供の頃に親しんでいた味に左右されるようです。
材料だけでなく、蒸すための布(サラシ等)が必要になるので、準備をお忘れなく。
文:栃木由子 写真:北村文乃
【調理時間の表記について】
もち米を豆の茹で汁に浸す時間は含まれていません。
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