7月に入って、夏休みもすぐそこ!ですね。旅行、アウトドア、ショッピングなどなど、いろいろな計画を立てている人も多いのではないでしょうか。何にもしないで、昼間からビール、というのも夏休みならではの楽しみ方ですよね。でも、そこで要注意☆ 知らぬうちに熱中症のリスクを高めていることもあるんです。
熱中症対策に水分補給が大切ということは、よく知られています。しかし、飲み物であってもアルコールは水分補給として役に立たないことはご存じでしょうか。
どのような種類であろうと、アルコールには利尿作用があるため、尿の量を増やして水分を体外に出してしまうのです。
汗でかいた分、ビールで補填!と考えがちですが、それは間違い。逆に、アルコールによって排出された分、よけいに水分をとる必要が出てきます。
お酒をたくさん飲んだ翌日、喉が渇いて仕方がない経験をしたことはないでしょうか。二日酔いの症状のひとつですが、これもアルコールによる水分不足がひきおこしたもの。じつは、アルコールを分解する際には大量の水分が必要です。
そのうえ、二日酔いのせいで食欲がわかず、朝食をとらずにでかけると最悪の体調に。熱中症のリスクを高めるので気をつけましょう。
お茶やコーヒーなどカフェインを含む飲み物に利尿作用があることは有名ですよね。やっぱりこれらも、汗を大量にかいたときの水分補給としてはやや不向き。
とくに子どもはカフェイン入りのものでおしっこが近くなると、すぐに水分不足になりがちなので配慮が必要です。
バーベキューや海辺でのビールは格別ですよね。暑いといくらでも飲めてしまう気がするので不思議です。だけど熱中症の危険があるときは、ほどほどにしておかないとですね。(TEXT:松崎祐子)
<参考>環境省HP、厚生労働省HP