“クックパッド芸人”を自称し、自らのキッチンに1000品以上のレシピを掲載している「藤井21」さん。1人(ソロ)で作って1人で食べるという「ソロ飯」を日々楽しんでいるそう。藤井21さん自作のおすすめレシピと、悲喜こもごものエピソードをご紹介します。第8回のテーマは「朝活」。藤井さんの朝活の様子をのぞいてみましょう!
皆さま「朝活」をしているでしょうか?
そもそも朝活とは、文字通り一日の始まりの朝にいつもより早く起きて、活動する事なのですが、その内容は様々。
ジョギングやウォーキングで日頃の運動不足を解消する人がいたり。
ジョギング程アクティブにはなれないけど、朝ヨガってみんなやってるしちょっとやってみたいかな、なんて朝ヨガに精を出す人がいたり。
朝日を浴びながら、モーニングコーヒー片手にのんびりとお気に入りの作家の小説を読んでいる人がいたり。
はたまた自分のスキルアップの為に取りたい資格の勉強をする時間にあてている人がいたり。
いつもより朝早く起きるだけなのに、なんて素敵でキラキラした生活なんでしょう!
朝活するのって本当に素晴らしい理想的な朝ですね!
――さてここで、現実の自分を顧みてみましょう。
どうしてここまで理想とかけ離れてしまうのか、頭を抱えたくなってくる。
よし明日は朝早く起きて色々してやるぞ! と意気込んでいつもよりも早い時間にスマホのアラーム時間を設定して寝るところまでは上々なのだが…。
どうして朝になると、スマホのアラームのスヌーズ機能を目一杯活用して二度寝、三度寝の誘惑に身を委ねてしまうのだろうか。結局眠気に散々抵抗したものの惨敗、起きてみればいつもと同じ時間になってしまっていて、慌ただしく朝の準備をする。いつも通りの朝。
あぁ、朝というのは誰にでも平等にやってきているはずなのに、どうしてこうなってしまうのか。
朝早く起きるのってなんでこんなに大変なんだろう。キラキラした朝活なんて夢のまた夢。まさに夢現つの中だけで終わってしまう。なんてのはきっと自分だけじゃないはず。
だから自分にできる範囲で、頑張らない「世界一簡単な朝活」をしましょう。
「朝ごはんを食べるだけの朝活」
いつもより1時間も2時間も早く起きられないし、運動も読書も勉強もちょっとしんどいけど15分だけ早く起きて朝ごはんを食べる。これだけ。
いつもより15分も早起きしてご飯を作って食べているんだから、それだけで立派な朝活なのではないか。
これなら出来ると思いませんか? ハードルは目一杯低くしちゃった方が超え易いに決まっている。
食の魅力は、いつもより15分だけ朝早く起きるのにじゅうぶんな理由だ。
それでも朝だし極力時間と労力をかけたくない。簡単ですぐ出来るものが良い。でも美味しいものがいい。朝だしサクッと食べられるものであればなお良し。みたいなことを、みんなが思っている事でしょう。
簡単な料理、つまりは究極的には調理しない料理が良いのではないかと。
調理しないで放置して出来る料理。
『ほったらかして出来る朝ごはん』が一番良いのではないか。
ほったらかして出来る朝ごはんを4つ紹介しましたが、全てに共通して一番重要な事があります。
「布団から出る」
どんなに頑張って朝起きても、布団でぬくぬくしながらSNSで猫の画像にいいねをしていたら、15分なんてすぐ過ぎてしまうんですから。
さて今現在、朝の起きぬけにこのコラムを書いているので、ひと段落したら朝ごはんでも作ろう。いや、ほったらかしておこう。その間にシャワーでも浴びてサッパリしてから、朝ごはんを食べるとしよう。
料理と笑いで天下を目指す男性ピン芸人。
埼玉県東松山市出身。東松山のやきとりを愛し、東松山市親善大使「東松山市應援團」の一員。食品衛生責任者の資格を持ち、クックパッドには1000以上のレシピをアップしている。日本テレビ系列『ウチのガヤがすみません!』などに出演。
>>オフィシャルブログ「良い香りのある生活」