子育て奮闘中の管理栄養士
子どもの食事のことで多い悩みのひとつが「野菜嫌い」。いろいろ工夫してみるものの、断固拒否!なんてことはよくありますよね。しかし、子どもが嫌がる野菜の多くは、本能的に拒否しているだけで健全な成長の証なんです!
味覚には5つあり、「甘味」「旨味」「塩味」は人が生きていくために必要な食材が多く、子どももよく好んで食べてくれます。残りの「酸味」は腐敗のような、未熟のようなものと判断され、「苦味」は毒と捉えられるため、本能的に体に害となりうる味を判断し、拒否しているのです。この事実を知っておくと、作り手の親目線でも無理強いしたり悩む必要がなくなりますね!しかし、食べないからといって食卓に出さないのはNG。何度も繰り返して口にすることで「大丈夫」と脳が学習してくれるので、成長していくと食べられるようになります。
何度も繰り返して口にしていくことが重要なので、無理やり食べさせるようなネガティブな発言は避けましょう。「食べてみたい」と思わせるには、その食材がどんな栄養素を含んでいるのか、なぜ食べるといいのか等、子どもの興味がわくように話してあげることが大切です。一緒にスーパーでお買い物をしたり、負担にならないレベルで一緒に料理をするのも良いですね。野菜のおいしさを伝えて、食べられた時にはしっかりと褒めてあげましょう!それでも食べられなかった時は、「小さいうちは苦手な味だよね、お母さんもそうだったよ!」など前向きな言葉をかけてあげましょう。
いかがでしたか?お肉などのたんぱく質の旨味で苦味をやわらげたり、野菜をじっくり加熱することで甘味をプラスするなど、なるべくマイナスポイントを少なくする工夫が盛りだくさんのレシピを選びました。まずは子どもが好きな定番メニューにプラスして試してみましょう!お子さんの苦手な野菜でアレンジしながら作ってみてくださいね。
管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。
管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。