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中東を代表する料理、フムス。日本でも専門店やスーパーで取り扱うお店が増え、今注目を集めています。そんなフムスの歴史とレシピを、フムスが登場する映画と合わせてご紹介します♪
「フムス」という料理を知っていますか? ひよこ豆をすりつぶし、練りゴマ、ニンニク、オリーブオイル、レモン汁などを加えてペースト状に練った、中東地域で広く親しまれている食べ物です。これをピタパンや野菜につけて食べるのが一般的で、栄養価が高く低カロリーのため、近年ではスーパーフードともいわれています。
日本でもフムス専門店やスーパーで取り扱うお店が増え、今注目を集めています。そんなフムスの歴史とレシピを、フムスが登場する映画と合わせてご紹介します♪
元々レバント(東地中海)地域に住んでいたアラブ人が発明したというフムス。今ではイスラエル、パレスチナのほか、レバノン、ヨルダン、シリアなどで食べられています。たとえば、レバノンでは朝食に、居酒屋でおつまみにと、毎日に欠かせない日常の料理だそう。
中東料理や音楽に詳しいサラーム海上さんによれば、イスラエルでは熱狂的に愛されているようで、イスラエル人男性は誰もが自分だけのお気に入りのフムス店を持ち、どこが良いかを熱く語り合うほどなのだとか。
日本人のラーメン愛に近いものが、フムス。それほど、フムスは中東地域でこよなく愛されているのです。
そんなフムスがキーフードとして登場する映画『テルアビブ・オン・ファイア』は、人気ドラマのストーリー顛末をめぐり、イスラエルとパレスチナの板挟みになった脚本家見習いの主人公・サラームのドギマギな日々を描いた「紛争なし! 爆撃なし! 笑いあり!」なコメディ映画です。
イスラエルの検問所司令官であるアッシは、パレスチナ人のサラームに脚本アイデアを提案する代わりに、サラームに「パレスチナのおいしいホンモノのフムス」をおねだりします。
毎回違うお店へ行ってフムスを手に入れるサラームでしたが、おいしいフムスが買えなかったある時、賞味期限切れで売れ残った缶詰のフムスに、タヒニ(練りゴマペースト)を適当に足したもので間に合わせてしまいます。そのフムスを食べたアッシの反応は―――?
作中で、フムスはキーフードとなって幾度となく登場します。
民族の対立を描きながら、笑いのユーモアとおいしいフムスが救ってくれる映画。見終わった後、お家でフムスを作ってみてはいかがでしょうか?
11月22日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか、全国順次公開
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