初心者にとって、料理をするときの4大ハードルと言えば、「包丁で切る」「食材が余る」「火を使う」「計量する」ではないでしょうか? この連載では、Twitterフォロワー数22万人超えの料理研究家・ジョーさん。が、これらをしないで作れるレシピをご紹介! 使う食材は近所のスーパーで手に入るものばかりなので、誰でもスグに作れちゃいますよ。
包丁を使うのって、まな板+包丁という洗い物が出るっていう面倒くささはもちろんのこと、「刃物を扱っている」っていうことに神経を使うんですよね。子どもがいたりするとなおさら。
僕も料理を始めたばかりのころ、まず包丁を触るのが怖かったのを覚えています。「これで合っているのかな?」と不安になりながら切っていき、教えてくれる人もいないので結局正解だったのかどうかわからず…わからないまま料理してたらここまで来ました。来れるんかい。
そんな料理のハードルになる包丁ですが、これを使わない、電子レンジで作れるリゾットのレシピをご紹介します。リゾットは芯が残ったり、焦がしてしまったりという失敗がある料理なのですが、レンジ加熱だと、リゾットらしいお米の食感がしっかり残った仕上がりになります。
そしてこのレシピは火も使わないので、二重でハードルが下がります。ここまでめちゃくちゃ頑張ってハードルを下げたおかげか、電子レンジリゾットのレシピは、一人暮らし男性や、普段料理をしない男性などでも作れた!という声をいただいています。
レンチンリゾットのポイントは、この3つだけ!
1.加熱で水分を飛ばしながら作るので、ラップはしない
2.沸騰するので容器は深いものを
3.米が硬くなりやすいので、牛乳は後入れする
これらを守ることで、おいしく仕上げることができますよ。
米 1/2カップ
A:水 300ml
A: 顆粒コンソメ 小さじ1
A:こしょう 1振
牛乳 100ml
ツナ水煮缶 1缶
バター 20g
チューブにんにく 2cm
粗びき黒こしょう 1振り
1.米を洗ったら耐熱容器に入れ、Aを加えて、フタやラップはせず、そのまま600Wのレンジで7分加熱し、一度混ぜ返してさらに7分加熱する。
2.牛乳、ツナ水煮缶を汁ごと加えて、またそのまま再び4分加熱する。
3.バター、チューブにんにくを加えて全体になじむまで混ぜたら、器に盛り、粗びき黒こしょうを振る。
※フタやラップはせずに加熱してください。
※ツナ缶が油漬けの場合は、油を切ってからお使いください。
※加熱が足りない場合、追加で1分ずつ加熱してください。
今回ご紹介したような「包丁を使わない」「余らせない」「火を使わない」「計量しない」レシピが載った、『めんどうなことしないうまさ極みレシピ 激烈美味しいストレスなし103品』(税抜1350円)がKADOKAWAより発売中。
103品オール書き下ろしで、発売から1カ月半で累計3万5000部と大人気のレシピ本です。これさえなければ料理するのに、というちょっとした料理の「嫌だ」を解決します。
<こんな方におすすめ!>
・料理のちょっとしたことがめんどうに感じる
・美味しいものは食べたい
・外食にちょっと飽きた
・千切りとか苦手
・料理をして、余ったトマト缶1/2の扱いに困ったことがある
・火加減って難しいと思う
・キッチンスケールは持っていない
・文字や文章を読むのが苦手
・レシピ本をみながら作っているのに、材料の投入タイミングを間違えたことがある
・やっぱり美味しいものを食べたい!
大雑把な人、不器用な人、めんどくさがりや応援の激ウマ103品。
料理研究家。あと1カ月生まれるのが遅ければ平成生まれだったが、持ち前の貫禄のせいで誰にも信じてもらえない。SNSに投稿するレシピが人気で、Twitterフォロワー数は約22万人。
小説家としての出版経験もあり、文章が得意。レシピ記事の企画、調理、盛り付け、撮影、記事作成、編集を一貫して行う。レシピ動画の撮影、編集も自分で行うマルチな料理家。
Twitter:@syokojiro
Instagram:@syokojiro1206
公式レシピサイト:タベタノ?