今日10月8日は、そばの中でも特に風味や香りがいいと言われる「新そば」が出回る時期にちなんで、東京都麺類生活衛生同業組合が制定した『そばの日』です。「そば」というと“日本の伝統食”というイメージが強いかもしれませんが、「そば」は世界でも愛されている食材なんですよ。ご存知でしたか?
日本にも専門店が結構あったりするのでご存知の方も多いと思いますが、「ガレット」はそばの栽培地でもあるフランスのブルターニュ地方などでよく食べられている“そば粉で作ったクレープ”です。
「ガレット」というフランス語自体は“丸く薄く焼いたお菓子”を指す言葉なのですが、メニューとして代表的なものが“そば粉で作ったクレープ”なのだそう。食事にもなるし、デザートにもなるのが「ガレット」の魅力なんです!
食べたことのないロシア人はいない!とも言われるほどのロシアの国民食「ブリヌイ(あるいはブリエとも呼ばれる)」は、そば粉と小麦粉を合わせて作るパンケーキ。バターをつけてシンプルに食べるスタイルのほか、イクラやキャビア、サーモンなどをトッピングしてオードブルにしたり、ジャムやハチミツをかけておやつとして食べたりもするそうですよ。
パスタの本場イタリアには、そば粉を使った「ピッツォッケリ」というパスタがあります。「ピッツォッケリ」は少し平らな形状で、日本の「二八そば」のように、そば粉と小麦粉を混ぜて作るのが主流のようですが、その昔はそば粉だけで作っていたこともあったのだとか。
日本のそばも美味しいですが、たまには目先を変えて、ワールドワイドなそばメニューを楽しんでみてくださいね。(TEXT:大河原裕美)