四季が豊かな日本には、野菜の旬も移り変わります。そんな野菜の旬の楽しみ方を子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。親子で語る季節のお便りシリーズ、10月の野菜についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
じゃが芋もさつま芋と同じ、土の中にできるよ。春にはとってすぐの「新じゃが芋」が売られているけど、それ以外の季節はやっぱりしばらくおいてから食べるんだ。
じゃが芋はいろいろ種類があるよ。いくつ知っているかな?
よく売られているじゃが芋がこれ。丸に近い形をしているよ。ホクホクしていてコロッケやマッシュポテトにするとおいしい。
男爵いもと並んで、よく見る種類。細長い卵みたいな形だね。ねっとりしていて煮物に向いているよ。
最近人気の種類だよ。まん丸い形で、ホクホクとしたおいしさなんだ。
こちらも最近とても人気のじゃが芋。皮を向くと濃い黄色をしているのが特徴。栗みたいな甘い味がするよ。
秋は芋類が多く取れる時期です。幼稚園や保育園では、子どもの力で簡単にできる「さつま芋堀り」を行うところもあるのではないでしょうか。畑の野菜に触れる貴重な機会ですね。
さつま芋は土の中にできた根の部分ですが、同じ土の中にできるのでも、じゃが芋はじつは茎に当たる部分。さつま芋がヒルガオ科に対して、じゃが芋はナス科の一種。似ているようで違う部分もあるのがおもしろいですね。
いずれにせよ、さつま芋やじゃが芋は子どもが大好きな味。秋の実りを親子で楽しみましょう!(TEXT:松崎祐子)