ただ今絶賛ダイエット中!だけど小腹が空いて我慢ができない…そんな時、"間食"にみなさんはどのようなものを食べていますか?
アンケートサイト「みんなの声」のアンケートによると、下記のような結果がでています。
この結果の真意について、医師に聞いてみました。
ダイエット中の間食によく食べるものとして、寒天やゼリーが上がりましたが、これは間食としてまずまず適していると思います。ダイエット中の間食に重要なのは、カロリーを摂取することなく、胃を膨らませることです。
その点で、寒天やゼリーは、体積が大きいですので、胃を膨らませることに効果的と思われます。また、よくかんで食べることで、満腹中枢を刺激することも出来ます。ただ、砂糖などの甘味料が入っていないものを選んで下さい。
上手な間食の仕方としては、カロリーを取らずに満腹中枢を刺激することが大事ですので、一つは、胃の中にある程度の体積のものを入れること、更には、よく噛むことで、満腹中枢に信号を与えることが必要です。つまり、水を沢山飲んで、胃を膨らませても、満腹にはならないのですね。
そして、間食の時間も大事です。通常の食事から3〜4時間で胃の中が空になりますので、その時間を見計らって、何か間食すると良いと言われています。
医学的に間食として勧められるものとしては、今回のアンケートで上がった、寒天やゼリーがまず上げられます。その妥当性は先ほどお話しした通りです。更には、クッキーなども効果的です。これらは、噛むことが必要なのに加え、胃の中で水分を吸収して膨張することがその理由です。
最近は、ダイエット食品としての低カロリークッキーの販売もされていますので、寒天やゼリーだけで飽きることがないように、これらも使ってみてはいかがでしょうか?
間食には不向きなものとしては、もちろん、カロリーが高いものが挙げられます。チョコレートやジュースなどのおやつは、間食としてはおすすめできません。あるいは、消化吸収がはやく、腹持ちが悪いものも空腹の誘惑に勝つための間食としては、効果がないと思います。
間食をしないためには、空腹を感じないようにすることが大事です。どういうときに空腹を感じるかというと、副交感神経が有意の時、つまり、気持ちがリラックスしているときです。仕事がとても忙しいとき、などは、交感神経優位ですので、空腹を感じることが少ないと言われています。元々、戦いの時に重要な神経ですので、空腹を感じている暇がありません。
何か、熱中できる趣味があれば、それも同様の神経状態になりますので、ダイエットには効果的かも知れません。
間食に適している食材をいくつか紹介しましたが、適しているからといって、食べ過ぎはよくありませんので、間食の回数、量には注意しましょう。また、過度なダイエットなどはせず、無理せず健康的にダイエットする方法を心がけるようにしましょう。