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推定患者が1300万人と言われている骨粗しょう症は、高齢者の病気というイメージが強いはず。でも、NHK「あさイチ」の取材によれば、あるリスク要因を持っていると、若くして骨粗しょう症になる可能性があるのだとか。骨粗しょう症になりやすい人の特徴とは?そしてそれを防ぐための食生活とはどんなものか?渾身のリポートをお届けします。
4月16日放映のNHK「あさイチ」の特集は、「骨粗しょう症」。「骨粗しょう症」とは、鬆(す)が入ったように骨の中がスカスカの状態になり、骨がもろくなる病気のこと。骨がスカスカになると、ちょっとした衝撃でも骨折をしやすくなるというのは有名の話ですね。でも、高齢者の病気というイメージが強くて、自分には関係ないと感じている人も多いかもしれません。NHKの取材によれば、あるリスクを持った人は、一見健康で若々しく見えても、骨粗しょう症になりやすいというからビックリです!
ところで、「骨粗しょう症」というと必ずと言って出てくるのが「骨密度」。骨密度が低いと「骨粗しょう症」になりやすいので、骨密度を高くしましょうとよくCMなどでもやっていますね。でも、実は骨密度と同じぐらい大事なのが骨質。いくら骨密度が高くても、骨質が劣化していると、「骨粗しょう症」になるリスクが高まるのだとか。
ここで最初のテーマに戻ります。「骨粗しょう症」になりやすい人の特徴は、骨密度が低いのはもちろん、骨密度が高くても骨質が劣化していたり、遺伝的な要素を持っている人。特に母親が「骨粗しょう症」の場合は、骨粗しょう症になるリスクが高まるそうです。それ以外にも喫煙や飲酒、過激なダイエットといった生活習慣も引き金になるのだとか。
「骨粗しょう症」を防ぐために、毎日ヨーグルトや牛乳など乳製品でカルシウムを摂っているという人も多いはず。でも、番組によると、カルシウムは大量に食べるよりも、効率良く摂取することが大事なんだとか。
そのポイントは、カルシウムばかりを食べるのでなく、カルシウムがカラダに吸収されやすいように応援してくれるビタミンやミネラルを一緒に摂ること。
カルシウム吸収を応援してくれる栄養素は、豆類・ナッツ・海藻類に多いマグネシウムや魚やきのこ類に含まれるビタミンD、葉物野菜や納豆などに入っているビタミンKや葉酸、貝やレバーに多いビタミンB6、ビタミンB12など。
これらをカルシウムが豊富な「ひじき」や「小松菜」と一緒に毎日コツコツ摂取していくことが、遠回りに見えて「骨粗しょう症」を防ぐ近道。さっそく始めてみませんか? クックパッドにも骨粗しょう症を防いでくれるレシピが。
症状がなかなか表に出てこないため、気づいたときには深刻な状態になりやすいと言われる「骨粗しょう症」。心配しすぎる必要はないけれど、日頃から予防に努めておくことは大切なことですね。日々骨にいい食材をコツコツ摂取して、元気な骨をキープしましょう。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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