片付けがニガテです。と言う声をよく聞きます。 本当は、スッキリ整った空間で過ごしたい…ただ、わかっていても、なかなかカラダが動かない…。 片付けを最後までやりとげるには、『ご褒美』が必要です。今回は、その 『ご褒美』 についてお話しします。
片付けと一口に言っても、人によって、目指すところは様々ですが、片づけを進めると次の3つの『ご褒美』があります。
■①経済的効果
■②精神的効果
■③時間的効果
それぞれの具体的な効果についてご紹介していきます。
先日、子供部屋を整理したときに実際あったケースですが、棚にあるものを全部出してみると色々な場所から同じものが出てきました。集めてみると、鉛筆が3ダース、お名前ペンが4つ、消しゴムが5つなど…。無いと思い、次々とストックを買ってしまっていたようです。
家のあちこちにモノが散らばっている状態にしてしまっている、あるいは、まとまっているけれどモノが多く、パッとみてよくわからない状態では、モノの「数」が把握できなくなってしまいます。そうすると、同じモノをまた買ってしまい、それを繰り返していく内に、いつのまにか必要以上のモノが増えてしまいます。
モノの「数」を、目で見てわかるように片付けると、買いすぎを防ぐことができ、経済的なご褒美につながります。
人は、日々の生活でかなりエネルギー使っています。だからこそ、ホッとできる自分の時間を、より大切にできればいいですよね。片付いていないことが当たり前になりすぎて、気付かないプチストレスもあるのではないでしょうか。
片付けると、自分時間をより有意義に過ごすことができ、おうちにいるのが楽しくなります。気付かないプチストレスを、取り除くことができれば、精神的効果が得られます。
家の中でこのようなモノを探すことありませんか?
「テレビのリモコン、携帯電話、家の鍵、学校の提出物、プリント…etc」
毎日5分探しモノをしているとしたら、1年で5×365=1825分。これを時間換算すると1日と6時間25分となり、1年で丸々1日以上の時間をムダにしていることになります。単純に考えると、”一睡もせずに24時間以上何かを探している”ということになりますね。
これは、①の経済的効果にもつながるのですが、誰にでも、「時間単価」というものがあります。会社員であればお給料から割り出されますし、時間給で働いている人はその金額、主婦の仕事も、例えば家事サービスの料金に当てはめれば、計算することもできます。
“その時間給を探しモノにささげている”と考えてみれば、「探しモノの時間を減らす」、その必要性を実感していただけるのではないでしょうか?まずはいらないモノを家の中から出す。これが基本中の基本です。
秋は、家の中をかたづけるのにもとてもいい気候です。自分が望む 『ご褒美』を具体的にイメージして、ぜひ、小さなスペースから始めてみてください.
「望む暮らしを手に入れる」ための、かたづけ術
広島在住。「かたづけなくちゃ!」というマイナスエネルギーを「かたづけたい!」のプラスエネルギーに変え、やりとげるお手伝いをしています。
ブログ:ここちいいへや