「サクサク」「カリカリ」といったキーワードで検索してみるオノマトペ検索。検索結果にあらわれるレシピのバリエーションの広さが楽しい!しかも、なんだかオノマトペ検索すると、いつもより作ってみたくなるのはどうして!?
ものの状態をあらわす擬音語と擬態語を包括した言葉=擬声語をオノマトペ(仏:onomatopée)といいます。日本語は特にその数が多く、中でも「サクサク」「かりかり」といった畳語は、食べものの食感を伝える時によく使われますね。実際にクックパッドにもオノマトペで、おいしさを表現しているレシピがたくさんあります。前回は、「ふわふわ」「もちもち」「とろとろ」 という3つオノマトペに注目してレシピを検索してみましたが、第2弾の今回も想像するだけで、お腹がなるようなオノマトペで検索。同じ言葉でもさまざまなレシピが登場するので、ハマってしまいそうです!
空気を含んでいるが表面はかたく、刻んだり、かじったりするときのに発する軽快な音を表現した「サクサク」。検索結果はなんと20,493品(2014.4.24現在)。一覧には幅広くサクサクレシピが並びますが、人気順上位レシピにはクッキーが多数!ついで天ぷらが多いようです。どちらもサクサクした食感がとても重要なメニューですね。
水分や脂肪分が少なく堅い食べものを噛むときの、歯切れのいい軽い音をあらわす「かりかり」の検索結果は13,074品(2014.4.24現在)。このオノマトペは野菜やチーズ、肉などいろいろな食材に使われていますが、注目したのは男性や子どもに人気がありそうなが「肉 ✕ カリカリ」のレシピです。各家庭にカリカリ肉のテッパンレシピがひとつはありそうですね。
適度に張りのあるうすいものを歯切れよく軽快に噛むさまを表現したのが「ぱりぱり」というオノマトペ。検索結果は6,525品(2014.4.24現在)と他の言葉に比べて、数こそ少ないものの、羽根つき餃子からクレームブリュレまで予想以上にバリエーション豊富です。特徴的なのは、鶏の皮や春巻きの皮などパリパリした表面の中には、ジュワッとジューシーな中身があるという期待感がパリパリの魅力ですね。
「この言葉で検索するとどんなレシピがでてくるかな?」とつい時間を忘れて、ハマってしまいます。食感と密接に結びついているオノマトペ。「もちもち」「カリカリ」など種類の違うオノマトペをうまく食卓に登場させられたら、献立上手になれるかもしれませんね。