四季が豊かな日本には、魚の旬も移り変わります。旬の魚のおいしさを子どもにもぜひ伝えていきたいですよね。親子で語る季節のお便りシリーズ、11月の魚についてぜひ、お子さんに読み聞かせしてあげてください。
このお魚はカワハギ。おもしろい顔をしているでしょ。
顔以外にも、他の魚と違ったところがある。それは皮。トゲみたいになっていて、とってもザラザラしているんだよ。この皮をはいで料理するから「カワハギ」って名前になったといわれているんだって。
海の浅めのところで群れで住んでいる。
ちょっと菱型っぽい形。大きさは25センチくらい。
寒い季節は鍋や煮つけがいいね。新鮮なものだったらお刺身がおいしい。あげたり焼いたりもするよ。
牡蠣にはマガキとイワガキがあり、今の季節はマガキが旬。欧米では「Rのつかない月(5〜8月)には牡蠣を食べるな」と言われます。これは夏は身が細っておいしくないからという説と、傷みやすいからという説があるようです。いずれにせよ、牡蠣はタウリンやミネラル類、ビタミン類などさまざまな栄養がバランスよく含まれているのが特徴。旬の時期に食べておきたいですね。
一方のカワハギは一年中出回りますが、秋から冬にかけてがもっともおいしいと言われています。牡蠣もカワハギも鍋にぴったりな具材。家族で旬の魚について話しながら、鍋を囲むのもいいですね。(TEXT:松崎祐子)