鍋料理に欠かせないポン酢。新鮮果汁のすっぱさとうま味たっぷりのダシの、絶妙なブレンドがおいしさの秘訣です。今夜は、手づくりポン酢で、水炊き鍋はいかがでしょうか。
手づくりポン酢のおいしさは、思わず食卓を叩きたくなるおいしさです。こんなにおいしいなら、ひと手間かけても、ポン酢はぜひ手づくりしたい。一度味わえば誰もがきっとそう思うでしょう。味にうるさいくいしんぼうも黙るおいしさです。
しょう油……カップ1杯
みりん……80ml
昆布(10×3センチ)……4枚
かつおぶし……25g
柑橘類の果汁……カップ1杯分(200cc)
◎今回は、柚子を2コ、すだちを15コ、かぼす10コを使いました。柑橘類の種類はお好みでよいでしょう。
1 昆布は、かたく絞ったぬれブキンを使い、表面の汚れをかるくふき取ります。
2 小鍋に、しょう油、みりんを入れて、火にかけます。沸騰したら弱火にし、5分ほど煮ます。そのままの状態でしばらくおき、完全に冷まします。
3 ボウルにザルを重ね、柑橘類を絞ります。果実をしぼるときは、ヨコ半分に切って、かるくしぼります。ぎゅっと強くしぼってしまうと、苦味が出てしまうので、注意しましょう。
4 すべて絞って量を計った果汁に、2と昆布、かつおぶしを加え、ラップをかけます。冷蔵庫に入れ、2日ねかします。
5 昆布を取り除き、かつおぶしをザルで濾したら出来上がりです。
◎ザルに残ったかつおぶしは、菜箸などを使い、しっかりとしぼりましょう。
◎保存容器に入れ、冷蔵庫で2週間ほど保存可能です。ただし、香りがとびやすいので、1週間ほどで使いきるのがおすすめです。
文:田中真唯子 写真:松浦弥太郎
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