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「男の鮪料理」~マグロには男の夢がある~

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

お刺身や寿司ネタとして、夕食のおかずやお酒のお供として、そのままでも煮ても焼いても美味しいマグロ。数ある魚の中でも、特に人気の高いものの1つではないでしょうか。マグロにはたんぱく質・ミネラル・ビタミンが豊富に含まれ、これからの季節の夏バテ予防食材としてもオススメです。お肉もいいけど、たまにはお魚もいかがですか?

マグロには、男が魅せられるロマンがある。

マグロと聞いて、筆者がまず思い出すのは俳優の松方弘樹さんと梅宮辰夫さん。かつては、毎年のように沖縄や海外の海でマグロの一本釣りに挑む姿がドキュメンタリーで放送されていたように思います。時には1本数千万もする可能性もあるマグロは、まさに一獲千金の夢。そこには言い知れぬ魅力があるのでしょうね。

もう1つ思い出すのは、一本釣りにこだわる大間のマグロ漁師を渡哲也さんが演じた2007年放送の新春ドラマスペシャル『マグロ』。石原軍団を中心に豪華な共演陣でも話題になった作品です。その影響は今でも強く残り、お笑い芸人が「マグロ!」と渡哲也さんの番宣CMでの一声をマネすることがありますね(笑)ただ、この作品がマグロの夢やロマンをより高めてくれたような気がします。

ちょっと使えるマグロ小話と料理3選

寿司用語「漬け」の始まりはマグロから。

マグロは江戸時代初期までは味のよくない魚とされ、一般に広く食べられるようになったのは後期になってからだったとか。幕末の頃に江戸の近海でマグロが大漁となり価格が急落。ある寿司屋が大漁に仕入れたものの、当時は冷凍技術も冷蔵庫もなかったために、大量のマグロを醤油に漬けて鮮度が落ちるのをごまかして提供したそう。その漬けマグロが大いに評判となり、後に「漬け」の寿司用語ができることとなったのです。

トロより赤身の方が高級だった!?

今でこそ、マグロの肉質はトロ(脂身)が高級とされていますが、昭和初期までは赤身が上物とされていました。第二次世界大戦が終わり、食生活が欧米化し、日本人の食べ物の嗜好がだんだんと変わる中で、その立場も変わっていったとか。次に紹介のレシピは、中トロ程度の脂身のマグロがとてもジューシーに美味しくいただける一品です。

江戸中期のごちそう鍋「ねぎま鍋」

ねぎま鍋は、マグロの脂の多い部分を角切りにして、ぶつ切りのネギを入れ、醤油、みりん、砂糖、酒で調味して煮ながら食べる鍋のこと。江戸時代中期に生まれ、当時は安価だったトロをふんだんに使って作る庶民に人気の一品だったとか。“夏だからこその鍋”、汗をいっぱいかきながら食べましょう!

いかがでしたか?今の季節ならシンプルにお刺身とビールでいただくのもイイですね。クックパッドには、定番なものからオシャレなもの、豪快なものなど7,201品(2014.5.7時点)のマグロレシピが投稿されています。是非、いろいろと試してみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)

参考資料:
『食材図典 生鮮食材篇』(小学館)
『たべもの起源事典』(東京堂出版)

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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