クックパッドが運営する【おいしい健康】は、健康や美容に気遣う女性・糖尿病や高血圧など生活習慣病が気になる方向けに、健康的でおいしい食事をご紹介。管理栄養士がお料理をちょっとヘルシーに楽しむコラムをお届けします♪
ビタミンやミネラルなどが豊富な野菜。みなさんはどのように調理して食べていますか? 生野菜のサラダや野菜がたくさんはいった煮物など、野菜を食べる方法はいろいろありますよね。ですが、同じ調理法の野菜ばかりを食べてしまうと野菜の種類や摂れる栄養が偏ってしまう可能性があります。今回は、野菜の栄養をバランスよく摂るために、生野菜と温野菜それぞれのメリットやデメリットについてご紹介します。
野菜摂取の目標値は、1日350g以上です。小鉢程度の野菜料理は1皿分、大皿に盛った野菜料理は2皿分として考えて、「毎食1皿以上、1日で5皿分」を目安に食べると350gの野菜を摂ることができます。
みずみずしくてシャキシャキとした歯ごたえが楽しめる生野菜は、さっぱりとしてとても美味しいです。こってりした料理のお口直しにもなります。
生野菜を食べることにより、加熱によって失われやすいビタミンやミネラルを効率よく摂ることができます。特に、ビタミンCは熱に不安定な栄養素です。例えばキャベツは、茹でることによりビタミンCが50%以下になってしまいます。ビタミンC補給をしたいときには、生で食べるのがオススメです。
生野菜はカサが多くて量を食べることが大変です。また、抗酸化作用のあるβ-カロテンやリコピンなどの栄養素は、生野菜から摂ると加熱調理した場合に比べて吸収率が悪くなると言われています。
温野菜は調理法が豊富です。ブロッコリーやアスパラガス、カボチャなどのなかなか生では食べられない野菜も繊維が柔らかくなり、美味しく食べることができます。
野菜を加熱することで、細胞壁が柔らかくなり消化しやすくなります。また、葉物野菜はカサが少なくなって、一度にたくさんの量を食べることができます。さらに、脂溶性のビタミン(A・D・E・K)は、油で調理することにより吸収率が高まります。
ビタミンCやカリウムなどの栄養は、茹でると煮汁に溶け出しやすいです。煮汁ごと食べるポトフやスープなら、溶け出した栄養も摂ることができます。また、煮汁への栄養素の流出のない「蒸し」料理もオススメです♪
体調や季節に合わせて、栄養が豊富な野菜を十分に摂取したいですね。そのため、生野菜と温野菜をバランスよく組み合わせ、毎日の食事に取りいれていきましょう♪
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管理栄養士が監修し、からだがよろこぶ美味しい人気レシピを厳選しました。1回の食事で何をどれだけ食べるべきかを知り、好きなレシピを選んで自分にぴったりの献立を作ることができます。