ヨーグルトはここしばらく、ずっと話題の食材の一つですよね。豊富に含まれる乳酸菌による、便秘改善効果やカルシウム、良質のたんぱく質などの栄養成分はもう知らない人はあまりいないと思いますが、それ以外にも最近では美容目的で使われることが増えてきているんです。
その一つが「ヨーグルトパック」です。「食べる」イメージが強いヨーグルトを顔に塗ってしまう、というのは何となく抵抗があるという方も最初は多いかもしれません。しかし、食べられるほど安全な添加物の少ないものをお肌に使う、という安心感もありますし、冷蔵庫のおなじみさんの一つであるヨーグルト、安価で思いついた時に手軽にできる、という点もとっても魅力的ですよね。
今回はそんな気になるヨーグルトパックの効果について、医師に解説していただきました。
ヨーグルトにはAHAと呼ばれるフルーツ酸が含まれていて、皮膚の表面にある古い余分な角質をはがす役割があるといわれています。このAHA、どこかで聞いたことがあるな、と思われた方もいるのではないでしょうか。そうです、少し前から話題の美顔術、ケミカルピーリングに使われる物質です。ケミカルピーリングのマイルドバージョンと考えると、美白やシミ、うっかりしてしまった夏の日焼けも薄れさせる効果も期待できそうですね。
また、ヨーグルトはみなさんご存知のとおりとっても栄養豊富な食材。ヨーグルトに含まれるビタミンB群はお肌の健康なターンオーバーをサポートし、反対に不足するとニキビなどもできやすくなるといわれています。もちろん、あらゆるタイプのお肌のケアの基本ともいえる保湿効果もヨーグルトパックには期待できます。汚れをヨーグルトパックによって吸着することで、毛穴もきれいになるといわれています。
こんなに効果がいっぱいのヨーグルトパック、ぜひやってみたいと思いませんか?
方法としては、もちろん、プレーンヨーグルトをそのまま塗ってもよいですし、小麦粉などで少し硬さを出して、塗りやすくしてから使う方もいらっしゃるようです。はちみつや、豆乳などを混ぜて、美肌効果をアップしてから使う方法もあるといわれ、ご自身の肌のニーズに合わせてアレンジは無限にあるともいえそうですね。ただ、注意が必要な点は、ケミカルピーリングにやや似た効果があることから、頻繁に行うのは禁物、角質がたまってくすんできたなと思われるときだけにしましょう。
先に述べましたように、ヨーグルトパックにはピーリングに似た効果があるため、ケアをした後しばらくは、いつも以上に日焼けには注意し、念入りなUVケアでお肌を守ることが大切です。 一つしかない私たちそれぞれのお肌、ナチュラルなお手入れで一層輝かせたいですね。
(監修:Doctors Me 医師)