日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
毎日勉強をがんばる我が子のためにお母さんができることといえば、おいしい食事を作ること。たくさん食べてほしくて、ついつい子供の好きなおかずばかり作りがちになりますが、体が資本の受験生にとって、栄養バランスのとれた食事は勉強と同じくらい大事なもの。食事のメニューを工夫するだけで脳の働きがよくなり、勉強の効率も上がることがあります。そこで今回は、『塾弁レシピ』でおなじみの管理栄養士・井出杏海さんに「受験生におすすめの栄養素&食材」について聞きました。
受験勉強は、英単語や年号など暗記することがたくさん。そんな受験生にぴったりの栄養素が、卵黄・大豆食品・レバーなどに含まれるレシチンと、青魚に多く含まれるDHAなんだそう。「どちらも脳を構成する細胞膜の成分のひとつで、DHAは細胞膜を柔らかくし、レシチンは情報伝達物質のアセチルコリンの材料になります。情報伝達などをスムーズにする役割があり、記憶力アップにもつながります」(井出さん)。サバ・イワシ・サンマなどの青魚は敬遠しがちな子供が多いですが、積極的に食べさせてあげたいですね。
寝起きはなかなか頭が働かないもの。午前中から勉強の効率を上げるにはどうしたらいい? 「脳のエネルギー源は糖質。そこで、朝は糖質を多く含む炭水化物をしっかりとりましょう。さらに、糖質をエネルギーに代えるのに必要な栄養素はビタミンB1なので、豚肉・卵黄・大豆製品などビタミンB1を豊富に含む食材を、炭水化物と一緒にとるのが理想的です」(井出さん)。つまり、炭水化物とビタミンB1を組み合わせた納豆ごはんや豚そぼろ丼、パンの場合は目玉焼きやスクランブルエッグなど卵料理を添えた朝食にすれば、脳にとって効率のいいメニューになりますね。
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