来たる新年に向けて世間は今年の締めくくりに向かってますね。2015年の流行語にも、わがクックパッドがトレンドを巻き起こした「おにぎらず」がノミネートされたことも記憶に新しいかと思います。
クックパッド内でもおにぎらずは安定の人気っぷりですが、今この時にあえて日本人のソウルフード「おにぎり」に改めて注目してもらいたい!!だってだって私思うんです。お米って握るとさらに美味しくないですか?
JR山手線の大塚駅をでて歩くこと5分弱。少し大きい通りの信号を渡ると左手に見えてくるのが「ぼんご」です。ここはなんとおにぎり専門店。美味しいおにぎりを食べさせてくれると噂のお店。看板にある大きいおにぎりの文字が、さらに私の期待を高めます!
店内に入るとまず目の前に広がるのはカウンターと厨房。そして壁に並ぶメニューの数々。なんと全部で55種類もあるそう。目の前においしそうな具が並ぶだけで、だいぶ食欲がそそられます。これだけあるとどれを注文しようか迷う迷う…。自分の鉄板メニューも食べたいし、でも変わり種メニューも気になる…。でも、どれにしようか迷ってるひと時も幸せなものです。
席に着くとまず湯呑であったかい緑茶を出してくれます。なんとこの湯呑茶碗、以前お客さんとして来店した方がたまたま陶器の職人さんでその方にお願いしたとか。ぼんごとお客さんの距離の近さを感じますね。
お店の方におすすめを聞いたところ「うちのおすすめは自分の食べたいものなの」というお言葉を!昔はおすすめにも答えていたそうですが具が多い分、苦手なものでおすすめでも食べれないお客さんも中にはいるそうで…今では自分の食べたいものが一番のおすすめと答えているのだそう。 ということで私も自分が食べたい!と思ったものを率直に3つ注文しました。 それが「しゃけ」「卵黄の醤油漬け」「牛すじ」の3つ!
すると、さっそく目の前でたっぷりのお米と具が型に。今までに見たことのない作り方に凝視すること間違い無し!色とりどりの具が真っ白なお米に包まれていく過程、じーっと見つめてしまいます。毎日数え切れないほど作っているので、型にはまったおにぎりたちは、手際よく目にも止まらぬ速さでどんどん握られ、完成していきます!
丁寧にに握られたおにぎりと待ちに待ったご対面。手で握ったとは思えないほどきれいに整っています。海苔でつつまれたおにぎりにの上に、ちょこんと乗った具がキラキラして見えます。おいしそう…!ではさっそく、、、と言いたいところですがちょっと待った!
よくよくおにぎりを見つめると中の具と上の具が違うことに気づくはず。そう、ぼんごではさらにおにぎりにトッピングができるのです。いろんな味を食べてみたいけどそんなにいっぱい食べれない…というお悩みを速攻解決。最近はトッピング人気も高いそうで、店内にはトッピングランキングも見かけました。今回は筋子、高菜、卵黄をさらにトッピング!豪華!
一口食べると、もう一口もう一口と黙々と食べてしまうほどの美味しさ。かたすぎず柔らかすぎず、ちょうど良いかたさに炊かれたお米とそのお米に沿うような具材を口の中で合わせると、まさにこれこそおにぎりの美味しさ…!と感じざるを得ません。握り加減も計算され尽くしたようなふっくら感。大きさは少し大きめですが、その分トッピングをしてもそれぞれをしっかりと楽しむことができます(ちなみに人気度の高い筋子はトロトロでしっかりとした味付けでやみつきになりそうでした…!)。
ぼんごはおにぎり専門店でありますが、他にもお味噌汁やお茶漬け、冷奴なども注文できます。私は出汁のしっかりきいたお味噌汁を一緒に注文しました。この2つを前にすると日本人で良かった、なんてこと思っちゃいますね。
食べ終わる頃には誰しもがおにぎりの、いや、ぼんごの虜になる他ありません。あー、やっぱりおにぎりって最高。
じっくりとおにぎりを味わっている間もお店に電話がひっきりなしにかかってきて、その電話を楽しげに受けとったり、準備中もひっきりなしに笑い声が溢れていたぼんごは、あたたかい雰囲気に包まれていました。初めてお邪魔したのに、まるで実家に帰ってきたかのよう…!また来たい!と思わせるのは味だけでなく、働いている側の人の良さもあるのではないでしょうか。
ちなみに、お持ち帰りも可能なので好きなだけ買って帰れちゃいます。私も家族のためにお持ち帰りしたんですが、家族の評判も上々。お店で食べたときとは違い、お米は冷えてしまいますが、そこが逆に味を引き締めてくれます。また一味違う美味しさを知ることができました。美味しくてついつい家族用もつまみ食いしちゃう結果に…!
住所:東京都豊島区北大塚2-26-3
金田ビル 1F
TEL: 03-3910-5617
営業時間:11:30~24:00ランチ営業
夜10時以降入店可
定休日:日曜、12月31日~1月3日
成城大学2年 旅行とご飯