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今年は「新酒らしいフレッシュさ！」【11月21日ボジョレー・ヌーヴォー解禁】

2013年11月18日更新

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

毎年11月の第３木曜日＝今週の11月２１日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日！　日本は、時差の関係で世界で最も早く解禁されるため、注目度が高く、季節イベントとして盛り上がっていますよね。そこで、今年のボジョレー・ヌーヴォーについて色々リサーチしてみました！

そもそもボジョレー・ヌーヴォーって？

フランス・ブルゴーニュ地方南端に位置するボジョレー地区で造られるガメイ種を使用した、軽快な赤ワイン「ボジョレー」。このボジョレー地区でその年に収穫したぶどうから造られる新酒を「ヌーヴォー」と呼びます。フランスワインの中で最も熟成期間が短く、フレッシュな味わいで地元民を中心に楽しまれていましたが、1951年フランス政府によって公式に１１月15日を解禁日として発売することが認められたのをきっかけに、パリのレストランを中心に大ブームとなりました。

現在は11月第3木曜日が解禁日ですが、それは解禁日を固定すると年によっては土日になり売れ行きに影響がでるから。そこで1984年にフランス政府が「毎年、１１月の第3木曜日」に設定したというわけなのです。そして、世界で最も早くこの第3木曜日を迎える日本は、どこよりも早くボジョレー・ヌーヴォーを飲める国として注目されているのです。

今年のボジョレーヌーヴォーの味わいは？

毎年「今年の出来はどうなの？」と話題になりますよね。そこで、解禁日前にワイン専門店エノテカの通販事業部・免取冬子さんにお話を聞いてみました。

「今年は例年よりブドウの成熟が遅く、収穫も遅くなりましたが、ちょうど収穫直前に好天が続き、ブドウの品質の高さが期待できそうです。ブドウの収穫量も昨年を上回ったとの情報です。天候とブドウの発育状況からみると今年のヌーヴォーは新酒らしいフレッシュな味わいに仕上がっていると思われます。」

フレッシュ！ということは、お酒が強くない人も味わいを楽しめるのかもしれないということですね。

「もともとボジョレーヌーヴォーは、赤ワインは渋くて苦手という方の入門編としてお薦めのもの。冷蔵庫で軽く冷やして、飲んでみてください。渋味がなく赤い果実のチャーミングな香りと味わいで、スイスイ飲めてしまうはずです」

むしろおいしくて飲み過ぎて、翌日辛いなんてならないように注意しないといけないかもしれません。

「それでもやっぱり赤ワインはちょっと・・・。という方は、きれいな色合いのロゼのヌーヴォーや、白ワインの新酒マコン・ヌーヴォーをきりっと冷やして試してみてはいかがでしょうか。すっきりと爽やかで軽やかな果実味が魅力的です。」

最近盛り上がる「おうち飲み」。合わせるおつまみもちょっと工夫！

さて、ボジョレー・ヌーヴォーはおうちで楽しむ方が多いと思いますが、合わせるおつまみで相性のいい食材はどんなものでしょうか。

「果物の酸味や甘味と生ハムやスモークサーモンのような塩気があわさったおつまみや、カマンベールなどの白カビのチーズ、クリームチーズのディップは好相性です」

生ハムいちじく by Barヤマノウエ

いちじく、生ハム、クリームチーズ、オリーブオイル、粗塩、あらびき黒こしょう

ガーリッククリームチーズディップ★ by トイロ＊

クリームチーズ、にんにくのすりおろし、ブラックペッパー、塩、レモン汁、お好みでドライハーブやパセリのみじん切り

「チキンのソテーや筑前煮などの煮もの、トマトソースのロールキャベツなどトマトのフレッシュな酸味ともベストマッチです」

モッツァレラチーズのロールキャベツ by Firstsnows

キャベツの葉、モッツァレラチーズ、固形スープ、水、トマトピューレ、ベーコン、オリーブオイル、パセリ、塩コショウ

ちなみに、イクラ等の魚卵系のお寿司は生臭さが出てきてしまうので避けたほうが良いようです。

近年のボジョレー・ヌーヴォーの傾向は？

近年、若者の酒離れなどの話も聞きますが、実際ボジョレー・ヌーヴォーの売り上げなどに変化はあるのでしょうか？

「先行販売のご予約状況でいうと、今年も前年を上回るご注文を頂いている状況です。いつものお客様が季節ものとして毎年ご購入いただくケースと、普段はご利用されてないお客様も１年に１回ボジョレーのみをご注文というケースがあります」

まさに、ボジョレー・ヌーヴォーは季節の風物詩なんですね。

「お届け希望日は、やはり解禁日当日が一番多いのですが、解禁日直後の週末にお届けを希望される方もかなりの割合を占めていますので、解禁日の平日にワインを受け取れないお客様も、遅くてもその週末には楽しまれているようです。」

平日はちょっと難しいという人は、解禁当日でないと！と焦らず、週末にゆったりと味わうのがいいのかもしれません。

意外にみんな悩んでた！　ワインが余ったらどうするの？

「飲みきれなかった場合は、栓をして冷蔵庫にしまってください。フレッシュな美味しさを愉しむためには翌日までに飲みきっていただくのがお薦めです。飲みきれない場合は、リンゴやオレンジ、バナナなどを漬け込んでサングリアにしてみてはいかがでしょうか。酸味が強い場合はシロップを少し加えていただくとコクも出てさらに美味しくなりますよ」

さあ、解禁日はもうすぐ！　１年に１度のこのイベントをおいしいワインとおいしいおつまみで思いっきり楽しんじゃいましょう！

取材協力: エノテカ

エノテカは"ＦＯＲＡＬＬＷＩＮＥＬＯＶＥＲＳ"を理念として、全国３０店舗以上のワインショップを展開するワイン専門店。世界各国のワイナリーから高品質なワインを最高のコンディション、リーズナブルな価格でご提供。豊富な商品と専門知識で皆様のワイン選びをサポートいたします。オンライン通販はこちら

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