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そら豆の季節がやってきました！ この時期のそら豆はゆでてよし、焼いてよし。シンプルな調理法でも、そのホックホクのおいしさが味わえるのは旬ならでは。おべんとうのおかずや、お酒のつまみ、はたまた夕飯のメインおかずの食材として、そら豆を味わい尽くしましょう！
北アフリカなどで4000年以上も前から栽培されていたというそら豆。さやが上をむいてなるから「そら豆」と呼ばれるのだとか。
植物性たんぱく質を豊富に含んでいるのが特徴。そのほか、ビタミンＢ群やカリウム、鉄などのミネラル類といった、積極的にとりたい栄養分が多いので、ぜひ毎日の食卓に活用したいもの。
完熟したものを乾燥させ、煮豆や甘納豆に使うものもあります。今回は、未熟なうちに収穫する野菜としてのそら豆の食べ方についてご紹介します。
さやから出して空気にふれたとたん、鮮度が落ち始めます。さやから出すのは調理の直前、が鉄則！です。 ではまず、基本の下ごしらえもわかる、おいしい塩ゆでの仕方をチェック☆
豆の黒い部分に包丁で切り込みを入れます。
水、塩、酒を鍋に入れて沸騰させ、そら豆を投入！
3分間ゆでます。
ざるに上げます。
大切なのは、ここで水をかけないこと。かけると、せっかくのうまみが飛んじゃいます。
熱々のうちに塩をまぶすのがポイント。
皮はつるんとむけます♪
むきながら食べても◎！
そら豆はゆでるという人が多いようですが、焼くのも断然おすすめです。グリルでもＯＫですが、オーブントースター調理でもＯＫなので、ゆでるよりも手軽なのがうれしい。
焼く前の下ごしらえが、おいしさを左右。
そら豆の両端を切り落とし、塩水とともにポリ袋に入れ、1時間以上おきます。その後、水けをきってグリルまたはオーブントースターで12～15分焼くだけ！ 塩水につけることでそら豆の甘みが引き立ち、ただ焼くよりも断然おいしくなりますよ。
ついつい軽いおつまみ的な扱いをされがちなそら豆ですが、組み合わせ次第では立派なメインに。
軽く塩ゆでしたそら豆と、マヨネーズで炒めた新玉ねぎを耐熱皿に並べ、溶けるチーズを振り入れて、オーブントースターで焼くだけ！ お好みでパプリカなどのハーブをふってもOK。
ボウルに、軽く塩ゆでして皮をむいたそら豆、殻と背わたを取ったエビ、塩、砂糖、酒、ごま油、片栗粉、こしょうを入れて、軽くつぶすように合わせます。春巻きの皮で巻いて、あとはあげ焼きに。油が節約できます♪
今は一年中手に入る野菜が多いなか、そら豆はこの時期だけしか出回らない地域も。旬を伝えてくれる貴重な食材です。ぜひ今ならではのホクホクとしたやさしい甘みを味わってくださいね。（TEXT:松崎祐子）
＜参考文献＞「からだにおいしい野菜の便利帳」（高橋書店）
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