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羽生選手の金メダル獲得でわいた冬のソチオリンピック。実はそんなソチでのアスリートの活躍を支えた野菜があるってご存知ですか?その野菜とは今が旬のアスパラガス。実はこのアスパラガスには驚きのパワーが秘められているそうです。
5月21日放映のNHK「あさイチ」をご覧になった方はいらっしゃいますか?今回のテーマは、今が旬の「アスパラガス」。実はこの「アスパラガス」は、日本オリンピック委員会がトップアスリートのための食事プログラムで、リカバリー(疲労回復)効果が高い食材としてたくさんのレシピに取り入れていた野菜。ソチオリンピックで活躍したアスリートたちの活躍を支えた野菜として、今にわかに注目を集めているのだとか。
ドイツでは「春の宝石」と呼ばれ、疲労回復の薬として昔から食べられていたというエピソードも。そんなすごいパワーを秘めた「アスパラガス」には、どんな栄養が含まれているのでしょうか?
「アスパラガス」は、1日に10cmも成長することもあるという驚きの野菜。ビタミンが豊富なのはもちろん、ポリフェノールの一種であるルチンがたくさん含まれていることで有名。
このルチンは、活性酸素と結びついて無毒化する効果がある成分。最近の研究では、血圧や総コレステロールを下げたり、ストレスを軽減する効果があるということがわかってきたそうです。
新年度が始まってそろそろ2カ月。疲れが溜まってきたという人も、積極的に取りたい食材ですね。
さっそく「アスパラガス」を食べたくなった方もいらっしゃると思いますが、「アスパラガス」って煮ても、スジが残ってしまうことも多いですよね。番組ではそんな「アスパラガス」にありがちな悩みを解消して、美味しく食べる方法も教えてくれましたよ。
ポイントは硬い根元だけしっかり皮をむくこと。皮をむくべき場所を見極めるテクニックも必見です。それは「アスパラガス」の先端と根元を持って折る、というテク。そうすると不思議とポキッと2つに折れるところがあるそうです。ポキッと折れた部分から根元までが皮をむくべきゾーン。ここだけはシンの白い部分が見えるぐらいしっかりと皮をむくことが大切なんだそう。
もうひとつのポイントは、下ゆでをせず、短時間で調理すること。目安は3分。長く火を通すほど、硬い皮との違いが目出ちます。
さてそんな体にいい「アスパラガス」ですが、どんなものを選べばいいかご存知ですか?「アスパラガス」は鮮度に左右される野菜なので、できるだけ新鮮なものを選ぶのがポイント。 見分け方としては切り口が瑞々しく、先端が開いていないもの。たとえ切り口が乾いていても、周りがシワシワになっていなければ中は瑞々しいので、買うときの参考にして。
また、保存法もふつうの野菜とは違います。「アスパラガス」は5度以下で保存するのがベストなのですが、ふつうの野菜室は6度のものがほとんど。ですから、保存は温度が低い冷蔵室で。ジュースを入れる場所に、牛乳パックなどを切って作ったケースに立てて保存するのがオススメ。
いかがですか?アスパラの魅力をたっぷり知ったところで、クックパッドからアスパラガスの美味しそうなレシピもご紹介しちゃいます。
実は同じ「アスパラガス」でも、今の時期の「アスパラガス」と夏のものとでは含まれるルチンの量が違うそうです。つまり旬の今の時期こそ、「アスパラガス」の食べ頃。さっそく今晩のおかずやお弁当のおかずなどに活用しては? (TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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