暮らしに根づいた暦として、古くから親しまれている「二十四節気」。その時々の季節の変化を表した名前からは、現代にもつながる暮らしのヒントが隠されています。11月22日は小雪(しょうせつ)。冬のはじまりを知らせる暦の過ごし方をクックパッド流にご紹介しましょう。
「小雪(しょうせつ)」は、その名の通り野山にちらほらと雪が舞い散る季節のこと。二十四節気では20番目(立春から数えます)にあたり、旧暦の10月の中気になります。2013年の今年は本日11月22日。まだ「小」雪なので、本格的な冬将軍(雪)の訪れまでには、まだ時間がありますが、油断は大敵。首回りを温かくするなど、防寒対策を心がけましょう。
「初雪・初霜・初氷」。小雪のころになると、日本列島には冬を知らせる便りが続々と届くようになります。天気概況によれば、今年は北海道や東北地方の初雪が例年よりも早く観測されたとか。初雪前線も早めに南下する可能性があります。寒い冬のなかでも雪の降る日は格別。体のなかから温めたいものですね。
ちなみに昨年の関東地方の初雪は、12月1日に観測されたとか。冬型の気圧配置と寒気の影響で、日本列島全体が寒さに震える一日だったようです。その日のクックパッドの検索キーワードでも「あったか・鍋・おでん」などが急上昇。寒い日には体のなかから温まるものを食べたいと思う気持ちは共通のようですね。
あったか料理もポイントですが、手軽に習慣にするなら、ドリンクがおすすめ。ここ数年ブームが続く、しょうがを使ったホットドリンクなら温かさがさらに持続。クックパッドの投稿のなかからいくつかをご紹介しましょう。
小雪を過ぎると、寒さはどんどん本格化。このあとには、小ではなく大雪(たいせつ・今年は12月7日)が控えています。体の内からも外からも防寒対策をして、寒い冬を元気に乗り越えましょう。(TEXT:田久晶子)
季節の変化と太陰暦のずれを調整するために、1太陽年を24等分にわけて設定したもの。12 の「節気」と12の「中気」があり、それぞれに「立春・啓蟄・雨水・大雪」など、天候や生き物の様子を表した季節感ある名前がついています。昔から季節の変化を知る手段や農作業の目安として使われていました。人々の暮らしに根づく暦として、今も親しまれています。