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表参道や新宿、渋谷に多くのフレンチレストランを持つオーナーシェフの田中彰伯さんに、誰でも手軽につくることができる絶品レシピを教えてもらいました。フレンチのシェフらしく、シュークルート・ガルニから着想を得たという絶品料理は包丁もまな板も使わず、炊飯器におまかせの一品なのです。
この暑い時期、おいしいものは食べたいけれど、できるだけ手間はかけたくない!また、ふだん料理をしない人の場合、いざ料理をしようと思っても包丁やまな板をつかう料理はちょっと面倒ですよね。そんな時には包丁やまな板を使わず炊飯器に入れてスイッチを押すだけという料理で家族を驚かせてみませんか?
今回は「シュークルート・ガルニ」からひらめいたという夏休みにもぴったりの料理を紹介します。シュークルート・ガルニとは塩漬けにしたキャベツをハムなどと一緒にブイヨンで蒸し煮にした料理のこと。キャベツに肉のうま味がしみ込んで、両者を引き立て合います。「シュークルート・ガルニのキャベツを米に置き換えてみたら、旨いんじゃないか?というのが最初の発想なんです。」男性でも手軽にできる料理といっても、そこにはフレンチレストランのオーナーシェフ田中さんのアイデアが活かされています。
「炊飯器に入れる前に、必ずソーセージにフォークをさして、数カ所に穴を開ける。ソーセージが割れるのを防ぐ意味もありますが、そこから肉のうま味がごはんに溶け出すんです。調味料はしょう油をちょっとたらして、こしょうをふるだけ。簡単でしょう?」と説明をしながら、スイッチを押して、あっという間に準備が終わってしまいました。
プリプリのソーセージと、肉汁をたっぷり吸い込んだごはんは誰もが喜ぶこと間違いなし!
材料・分量<4人分>
お米 2合
ソーセージ2袋分(12本)
しょう油 小さじ2
こしょう 3振り
マスタード 適宜
作り方
1. 炊飯器でお米を研ぎ、2合分の水を入れる。
2. しょう油小さじ2を入れ、こしょうを3振りする。
3. フォークで穴を開けたソーセージを入れ、混ぜずに炊く(早炊きモードでも大丈夫)。
4. お好みでマスタードやミニトマト、パセリを添えて盛り付ける。
*カレーキューブ1つを、150ccのお湯で溶かして温めたカレーをかけても美味しい。
東京都出身。15歳の時にフランス料理界に入り、23歳でフランスへ。南フランスにある「レ・サントン」のシェフを務めミシュランの1つ星に格上げする。帰国後、代官山の「ロジェ・ベルジェ」の総料理長を務め、1993年に、フランス料理店「レ・クリスタリーヌ」の開店をかわきりに、「コンコンブル」、「クレッソニエール」と展開を成功させる。 著書は『10秒でできるソース・たれレシピ113』(ぴあ)、『おつまみdeフレンチ』(旭屋出版)など多数。
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