腸内環境を改善し、免疫力を高めるといわれるヨーグルト。花粉症対策にもヨーグルトがいいと言います。しかし、市販のヨーグルトは乳酸菌の種類によって働きが違うため、花粉症対策におすすめヨーグルトと食べ方のコツを管理栄養士が解説します。
ウイルスなどの異物が鼻や口から体の中に入ると、ヘルパーT細胞が「異物をやっつけろ」と指令を出し、アレルゲンと結びつくことで無毒化するIgE抗体を作ります。花粉症は、このIgE抗体がどんどん作られることにより発症します。
IgE抗体が花粉などのアレルゲンと結合すると、ヒスタミンやヘパリンなどの科学物質が分泌され、炎症を起こします。それが、目のかゆみやくしゃみ、鼻水という花粉症の症状になって表れます。
花粉などのアレルゲンが体の中に吸収されないように、バリアーの役割をするのが、IgA抗体です。
花粉症対策はIgA抗体を増やし、gE抗体を減らすことがポイントだと言えます。
【IgE抗体を減らす乳酸菌】…BB536株、GCL1176株、L55株、KW3110株、HSK201株、L92株、シロタ株
【目のかゆみを緩和】…K-2株
【鼻つまりを改善】…LGG菌
ヨーグルトのパッケージにも乳酸菌の種類の表記がありますが、詳しく知るためには、各メーカーのホームページをご覧になることをおすすめします。
腸内環境を改善するためには、毎日続けること。そして最低でも二週間は同じ種類のヨーグルトを食べて様子をみましょう。顔や指紋が違うように、腸内環境も一人一人違います。効果的な菌は人それぞれなので、目的別に自分に合うヨーグルトを見つけましょう。
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