春は卒業、入学のシーズン。お子さんの持ち物の準備も忙しいと思いますが、式に出席する親御さんの準備も必要になってきます。特に当日慌てないように、あらかじめ用意しておきたいものです。今回は「セレモニーの為のグルーピング収納法」をご紹介致します。
すぐに着られるようにクローゼットからスーツを出して吊って安心していたら、当日の朝になって「あれ?ストッキングはどこ?」「伝線している!」という経験はありませんか?サッと身支度できる様に、必要な小物は、一つにまとめてスーツなどと一緒に収納しておくと慌てることがありません。このように使うタイミングが同じモノを、一つにまとめて収納することを「グルーピング収納」といいます。
この時期は、「雪の卒業式」や「花冷えの入学式」と言われる様に、思ったより寒く感じる事もあります。薄くて暖かい下着を1枚用意すると重宝します。スーツに合わせたものにしておくと良いですね。ストッキング(又はタイツ)は伝線した場合に備えて、新しいものを用意します。セレモニー用のバッグは小さめのものが多く、普段使用している財布が入らない場合もあります。専用に小さな財布を入れておくと便利です。更に、折りたたみの袋も入れておきましょう。荷物が増えた場合に対応できます。男性のセットには、ネクタイ、靴下もスーツに合わせたものを用意しておきましょう。
・ストッキング(又はタイツ)…新しいものを一つ用意しておく
・薄く暖かい下着・バッグ …小さめの財布、折り畳みの袋
・白のハンカチ・アクセサリー
・ネクタイ、靴下
御不幸の知らせは突然訪れるものです。その時に慌てないように、そして恥をかかないようにしたいものですね。場合によっては家族に頼んで一式持ってきてもらわなければならない、ということもあります。そんな時グルーピングしてあれば、さっと一式、忘れ物なく持ってきてもらえます。
・冠婚葬祭用のバッグ…数珠、白いハンカチ、ストッキングの予備
・黒のストッキング
・ふくさ、香典袋、薄墨の筆ペン
・白のワイシャツ、ネクタイ、靴下
セレモニーに使うスーツやこれらの小物セットは、普段着とは分け、定位置を決めて収納しておきましょう。例えば、クローゼットの一番左壁よりと場所を決めたり、ハンガーや防虫カバーの色を変えたりしておくと必要な時にさっと取り出せます。
セレモニー小物セットは、袋にまとめ、スーツハンガーの首元にぶら下げる、洗濯バサミで止めておくなど、一緒に収納しておくことが大切です。袋は、中身が見える様に透明の袋を使う、使用しなくなった子どもの体操服入れや給食袋などを再利用など、工夫してみて下さいね。
グルーピングして定位置で管理することで、無駄な時間やストレスを削減できます。大切な日にあわてないように、日頃から準備しておくことをおすすめします。
こころや空間をかたづけて「快適で充実したシニアライフ」を
整理収納アドバイザー。きげんよく 齢をかさねるために50代からの"こころ "と"もの"のおかたづけを応援します。
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