日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
春キャベツが美味しい季節ですね。キャベツといえば、食卓に登場しやすい野菜の一つですが、 冬と春の違いやそれぞれに適した調理方法があるらしいですよ。 今回は、美味しい千切りキャベツの秘策やおすすめのキャベツの保存方法などを紹介します。
3月22日放映の「あさイチ」(NHK)をご覧になりましたか?今日のメインテーマは、「2016春のキャベツスタイル」でしたよ。キャベツといえば、日常の食卓にも比較的よく登場する野菜。何気なく食べているかたも多いのでは?
この時期出回る春キャベツ。冬のキャベツとの違いは、採れる時期だけではないそうです。そもそも品種が違うのだとか。冬キャベツはギュっと巻かれていて葉が密集していますが、春キャベツはふんわりと巻かれているのが特長。また、冬キャベツは、焼きそばや炒め物など熱を加える料理に向いていて、春キャベツはサラダや千切りキャベツなど生食に向いているのだそう。
いずれもビタミンCが豊富で、とくに外の葉の部分がもっとも多いそうです。 また芯の部分にもビタミンCが多いとのこと。捨てがちな部分ですが、活用したいですね!
キャベツといえば、千切り。しかし、ただ細く切ればいいというものではないんです。1玉のキャベツ場合は、半分に切り分け、切ったキャベツを芯のある部分とない部分に切り分けます。芯は切り落とします。こうすれば、柔らかい上の部分は長く、芯に近い固い部分は短く切ることが出来ます。それらを混ぜ合わせると2種類の食感が楽しめるそうです。また、太い葉脈に垂直に切ることで、繊維が断ち切られてふんわりした食感に。
千切りキャベツをさらに美味しくするためには、切ったキャベツを水に漬けること。水分を吸収し、みずみずしさがアップします。水分増加量は、3分までに大幅に増加するということで、あさイチでは、水に漬けるときは3分以上がおすすめとのことでした!
ネットでもキャベツの保存方法はいろいろ紹介されていますが、あさイチがおすすめするのは、芯を抜いて、ポリ袋に入れて、チルド室で保存する方法。キャベツの最適貯蔵条件は、温度が0度で湿度は98~100%です。チルド室に入らない場合は、野菜室より温度の低い冷蔵室でも。
さらにあさイチでは、レパートリーが少ないキャベツを大変身させる調理法として、乳酸キャベツを紹介していました。
みじん切りしたキャベツを保存袋に半分いれ、小さじ2の塩を加えます。残りのキャベツをすべて入れ、小さじ2の塩、砂糖小さじ2分の1を加えて、しんなりするまでよくなじませます。おもしを載せて、3~6日間ぐらい常温に置き、発酵してきたら、熱湯で消毒した密閉性のある容器に移し替えて冷蔵庫へ。冷蔵庫では1か月ほど保存が可能です。クックパッドにも乳酸キャベツのレシピがありましたよ。
キャベツを乳酸キャベツにすることで、レパートリーが広がるだけではなく、通常のキャベツよりもうまみ成分のひとつであるグルタミン酸量が6.5倍になるのだとか!保存期間は設定温度などで異なるため、酸味がきつ過ぎる場合などは食べるのを控えましょう。
いかがでしたか?知っていれば、キャベツをより楽しめそうですよね。今が旬の春キャベツを堪能してくださいね!(TEXT:高田薫/ライツ)
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