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やっぱり夏といえば、カレーの季節ですね!今、編集部が注目するのは、缶詰やレトルト商品を中心に根強い人気の続くタイカレー。さまざまな種類がありますが、代表的なのはレッドカレー、グリーンカレー・イエローカレーの3種です。ところで、それぞれの特徴や違いをご存知ですか?知っておくとちょっと便利かもしれないタイカレーの知識をまとめてみました。
熱帯に位置し、年間を通して気温が高いタイでは、暑さに打ち勝つためにも料理に辛いスパイスが必要不可欠です。特にさまざまなスパイスを混ぜ合わせてペースト状にしたものと具材を一緒に煮込んで作る「タイカレー」は、人気メニューの1つ。魚・肉・野菜のカレー、汁気の多いものや少ないもの、ココナッツミルクたっぷりのものなど、バリエーションは地域によってさまざま。家庭の数だけカレーがあるとも言われています。
数多くあるタイカレーの中で、ベースとなるのがレッド・グリーン・イエローの3種です。また、これらに欠かせないのがココナッツミルク。カレーペーストの持つ辛さにコクとまろやかさをプラスして、絶妙なハーモニーをつくりだしてくれるのです。それでは、それぞれの特徴をチェックしてみましょう!
主に一味トウガラシと甘口トウガラシを使った赤いペーストで作るカレー。見た目ほど辛くはなく、甘口トウガラシのマイルドで深みのある辛味が食欲をそそります。タイの料理屋でも最も定番なメニューの1つです。
世界一辛いとされる小粒で青いトウガラシ・プリッキーヌをたっぷり使ったカレー。激辛で、最もタイらしい一品といえます。舌がピリピリするほどの辛さにココナッツミルクのまろやかさがよく合います。
カルダモンやシナモン、クローブといったインドカレーにも使う数種類のスパイスを使って、ペーストを作ります。黄色はターメリックによるもので、全体的に穏やかな辛味、スパイスの刺激が心地良い一品です。
いかがでしたか?スパイスを一から作るのは大変ですが、市販のカレーペーストを使えば、手早く簡単に作ることができますよ。ちなみに、タイではおめでたい席にごはんではなく、米粉でできたそうめんのような細麺と一緒にこれらのカレーを食べることもあるそうです。これからの季節にはぴったりかもしれませんね。是非、お好きなカレーで試してみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『ワサナのタイ料理』(文化出版局)
『きょうのごはんはタイ料理』(NHK出版)
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