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入園・入学、新学期を前に、我が子に改めて教えておきたいのが「時間を守る」ことの大切さ。小さいうちは「しょうがない」と許されることも、成長するにつれ“時間が守られない”だけで周囲の信頼を失うことにも繋がります。
いつまでも親が子供の時間を管理することはできません。将来、時間を守られる人間にするためにはいったいどのように育てればよいのでしょうか。
ここでは、時間を守れる子供にするための育て方についてご紹介したいと思います。
小さいうちは親が子供の時間を管理しがちですが、言葉が分かるようになったら、子供自身で時間を管理させるようにシフトしていきましょう。
子どもでも、時間に遅れることによって自分が困ることがわかると、「時間に遅れないようにしよう」という気持ちが芽生えます。3歳くらいから言い続けることによって、徐々に理解するようになっていくでしょう。
もし子供が時間に遅れて何かをできなかったときには、「誰かのせいではなく、自分が遅れたからだよ」と優しく話しをしてみてください。
そうすることで、例えば、朝起きられなかったことをお母さんのせいにせず、「自分が起きられないのが悪い」と思うようになり、さらに自分できちんと起きられるようになるのです。
まずは、自分の時間は自分で管理するということを早くから教えることが大切です。
各部屋の目の届きやすいところにアナログ時計を置き、子供に時刻を意識させやすい環境をつくりましょう。
長針と短針のあるアナログ時計は、時間の経過が子どもでも分かりやすいためオススメです。
また、子供との会話の中にも意識的に時刻を入れ込むこともよい方法ですね。「7時だから、お風呂にはいろうか」「10時にで出かけるから間に合うように用意しようね」といったように、予定を時刻で伝えるようにするのです。
大人が時間を守って行動する際は、“何にどのくらい時間がかかるのか”ということを逆算しますよね。例えば、「9時に出発しなければいけないから、それまでに洗濯と掃除をすませて身支度を整えておかなければならない。洗濯と掃除には1時間かかるし、身支度には30分かかるから、7時半までには遅くとも起きておかなければならない」といったように、出発するまでにしなければいけないことの時間を逆算して行動予定を立てていると思います。
子供にも、そのような逆算方法を教えてあげるべく、まずは行動予定のリストアップをさせましょう。
例えば、寝る前にすることのリストアップだと、「お風呂に入る」「歯を磨く」「本を読んでもらう」といったことが、それぞれどのくらい時間がかかるのかを計り、寝る前にすることが合計でどのくらいかかるか一緒に考えましょう。かかる時間がわかれば、何時頃に寝る準備をはじめればよいのかが、子供にも分かるはずです。
同じように、出かけるときの準備などもやってみましょう。子供は自分の考えたことであれば、大人から一方的に命じられたことより受け入れやすいものです。一緒に話し合い、考えて行動させることが大切です。
また、子供が時間にルーズなときには、「時間に遅れるから、早くしなさい!」というネガティブな声かけではなく、「早く準備すると●●ができるよ」というようなポジティブな声かけをしましょう。
子供へのネガティブな声かけは、子供のやる気をなくしてしまう危険があります。確かに、遅れそうになっている子供を見ると、ついつい声を荒げてしまいそうになりますが、ゆっくりと子供の目線と同じ位置で声を荒げずに声かけをすると、いつも遅刻してしまう子も意識が変わり、遅刻しないようになりますので、是非お試しを!
時間に遅れず行動することは、社会で信頼関係を築くうえで重要なことですよね。将来的に子供が困ることにならないよう、時間を守れるように育ててあげたいものですね。
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