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V6のいのっちこと井ノ原快彦さん、有働アナウンサーらが、社会問題から生活実用情報まで、毎日ピックアップする「あさイチ」(NHK)。主婦の皆さんが一番気になるあさイチのテーマをクックパッドがレポートします。
刺身のつま、乾燥パン粉など、つい残りがちな食材。みなさんはどうしていますか?もったいないけれど捨ててしまうという人も多いかもしれません。今回は、そんな残りがちな食材を使い切るとっておきのスゴ技を伝授します。
4月5日放映の「あさイチ」(NHK)をご覧になりましたか?おなじみの「スゴ技Q」のコーナーでは「使い切り大作戦」として、生活の中のいろいろなもったいないを撃退する技が紹介されましたよ。料理にお役立ちの使い切り術に注目してみました。
最初に紹介されたのが、街頭インタビューで8割以上の人が残すと答えた刺身のつま。パックのお刺身を買うと必ずといっていいほどついてきますよね。実は刺身のつまは、魚の生臭さを消したり、口直し、毒消しなどの作用が。だからこそ残してはもったいないんです。
そこで番組では、市販のお刺身を持って日本料理店の総料理長である鈴木隆利さんの元へ行き、つまを使い切るスゴ技を教えてもらいました。
まずはちゃんと食べてもらえる刺身のつまの盛り付け方から。大事なのは長さ。つまの長さの目安は、指4本分の幅。これがもっとも食べやすい大きさなのだそう。流水で刺身のドリップを落とし、大根と同じ幅に切ったしそを加え、菜箸でひと口大に丸めて盛り付けるのがポイントです。
ほかにもつまの活用法が紹介されていました。伝統的なお椀のひとつである「翁椀」。つまは白髪を表し、長寿を祝う意味があるため、翁椀では、つまは長いまま使用します。
つまをゆでる前に片栗粉をまぶすことで、大根の味を逃がさず、口当たりをよくしてくれるそうですよ。
水気をとったつまに片栗粉をまぶし、ダマにならないようにほぐします。大根から水が出ないうちに、塩を入れたお湯に散らすように入れます。軽くかき混ぜながらゆで、片栗粉が透き通ってきたら引き上げ、冷水で余分なぬめりを取ります。
お椀に盛り、後からだし汁を注ぎます。刺身とにんじんも大根と同様に下処理をして、お椀に加え、細く切った青じそを盛り付ければ完成です。
次に紹介されたのは、残りがちな乾燥パン粉の活用術。簡単レシピの達人で料理研究家のヤミ―さんが登場し、簡単&時短スイーツの作り方を教えてくれましたよ。作ってくれたのは、「ふんわりチョコレートケーキ」「しっとりパンプディング」「ずっしりタルト」の3つのレシピ。ほぼ同じ材料でできてしまうというからビックリです。
まずはベースの粉作りから。ボウルに乾燥パン粉とベーキングパウダーを合わせるだけ。
次はベースの液体です。600Wの電子レンジに30秒ほどかけ、8割溶けたら、あとは余熱で溶かせば風味が逃げません。溶かしたバターに砂糖を加え混ぜます。さらに、卵と牛乳を3回に分けて加えながら混ぜます。
このベースの粉と液体に異なる風味を足し、異なる方法で加熱することで3種類のお菓子になるのだとか。
まずはチョコレートケーキから。風味づけに使うのは、ココア。それをベースの粉と混ぜ、ベースの液体とあわせたら、5分おいてなじませます。後は600Wの電子レンジで4分加熱するだけ。型から取り出せば完成。
続いてはしっとりパンプディング。風味づけにバニラエッセンスをベースの液体に加え、好みのジャムをカップの底へ。ベースの粉と液体をなじませた生地を、カップの6分目まで入れます。アルミホイルをカップにかぶせ、蒸し器で15分蒸します。真ん中を押して弾力が出てきたら、出来上がりのサイン。カップから取り出したら完成です。
最後はタルト。食べごたえを出すため、ベースの粉に小麦粉を足し、風味づけのためにレモン汁をベースの液体と混ぜ合わせます。バターを塗った21㎝のタルト型に生地を流し入れ、お好みで上からレーズンを散らし、ゴムべらなどで軽く押しつけます。それを温めておいたオーブントースターで15分焼けば、出来上がり。
いかがですか?普段何気なく捨ててしまう食材がこんな素敵なレシピに大変身するなんて驚きですね。ぜひ今回ご紹介したレシピや技を活用してみてください。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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