数年前から話題の、山梨県でしか食べられない夏季の土日限定のスイーツ、「水信玄餅(みずしんげんもち)」。まるで宝石のように透明で美しい見た目と、想像を超える食感に注目が集まり、以前クックパッドニュースでも取材をしました。
SNSやメディアでも大人気、行列必須なスイーツですが、それほど並ぶのには理由がありました。常温で30分しか形がもたず、持ち運びができない柔らかさであるため、店頭でしか味わうことができないんです。それゆえ幻のスイーツとされているんです。
さらに最近では海外でも水信玄餅は「レインドロップ・ケーキ」と呼ばれ注目を浴びています。販売元である金精軒 店長の小野さんに反響を伺ってみると「海外での紹介を受けて、お電話やメールでのお問い合わせ、ホームページの観覧数は1.5倍に増えました。普段海外のお客様はほとんどいらっしゃらなかったのですが、今年の6月はシンガポールやタイなどアジアから数名いらしてくださいました。そのため、店員全員がお菓子の英訳の説明文を持ち販売しております」とのことでした。
時間的・距離的に入手困難な幻のスイーツですが、実はクックパッドに水信玄餅を再現するレシピがありました。今回は実際に作って自宅で味わってみたいと思います。
材料はこちらです!水(250ml)、クールアガー(8g)、砂糖(12.5g)です。 今回はこのレシピに砂糖を加えてみました。
1.まず砂糖とクールアガーをしっかりと混ぜ合わせます。
2.だまにならないように気をつけながら水を入れます。
3.鍋で温めます。沸騰するまでは強火にかけます。沸騰したら弱火にし、2分くらいさらに加熱します。
4.氷水に鍋ごと3分ほどつけて粗熱をとります。
5.丸い容器に流し込みます。
6.1時間ほど冷蔵庫で冷やして取り出したら完成です!
水々しいぷるぷるとした見た目の水信玄餅、無事完成です!黒蜜ときな粉をかけていただきたいと思います。
スプーンですくってみます。透明感のある、ぷるぷるな食感に仕上がりました。爽やかな甘みとのど越しが心地いい♪ただ、すぐにぺちゃんこに形が崩れてしまったので、できあがったらすぐに食べることをオススメします。
今回ゼラチンなどではなくクールアガーを使用したのは、クールアガーでないと水信玄餅特有の繊細な透明度が出せないから。また金精軒の職人さんのアドバイスから、水に対して0.5%の砂糖を加えました。お砂糖を加えることによってクールアガーがダマにならずに溶けやすくなることと、寒天特有の臭みを消す効果があるそうです!
いかがでしたでしょうか?自宅で簡単に幻のスイーツが再現できました♪形も丸型でなくても十分に楽しめると思います。水信玄餅が気になるけど、時間的・距離的に難しい方、幻のスイーツをぜひ自宅でお試しください!
大学2年生。 カフェ巡りに勤しむ日常。ときどき散歩。
※お詫びと訂正
「水信玄餅」に関する記事内において、冷蔵庫で冷やし固める工程の表現が「冷凍庫」と誤表記されていました。記事を訂正しお詫び申し上げます。