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クックパッドでも空前のブームを巻き起こしている万能調味料・塩レモン。その生みの国とされるモロッコでは、暑い夏には通称「モロッコサラダ」と呼ばれるサラダを食べるのが一般的だとか。暑さで食欲が落ち気味だというアナタに、ぜひともオススメしたいサラダです。
モロッコは、対岸にスペインを臨む北アフリカの西に位置する国です。北西部が大西洋と地中海に面しているので漁業が盛ん、土壌もよく肥えているので野菜・フルーツが豊富と、アフリカでは珍しく食材に恵まれています。最近では塩レモンの生みの国(諸説ありますが)としてのイメージが強いですが、ポピュラーな料理には世界最小のパスタとされる「クスクス」や日本でも以前流行った「タジン鍋」を使った煮込み料理があります。
モロッコ料理で特徴的なのは、“スパイス”を多用する点です。スパイスというと辛いイメージがありますが、モロッコ料理では辛味の少ないスパイスを中心に数種類ブレンドして使います。味を付けるというよりは、食材そのものの味を引き立てる役目が強いようです。
モロッコは「アフリカだから年中暑い!」と思われがちですが、期間は短いものの春と秋があり、四季が存在します。とはいえ、やはり夏は地域によっては気温が40~50℃になることもあるそうです。そんな夏に古くから食べられているのが、スパイスと野菜・豆・フルーツをふんだんに使った「モロッコサラダ」です。
細かく切った材料を生のまま、もしくは茹でたり、炒めたり、マリネにしたりしてからパプリカやクミン、ガーリックなどのスパイス、欠かせないハーブとしてイタリアンパセリとコリアンダー、オリーブオイル、塩・こしょうなどと一緒に混ぜ合わせて作ります。見た目もオシャレで、色鮮やかなサラダを目の前にすれば、沈みがちな食欲もきっと復活するはずです!
いかがでしたか?いろいろなスパイスと野菜・フルーツの組み合わせが楽しめそうですね。さっそく、あなた好みのモロッコサラダに挑戦してみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『クスクスとモロッコの料理』(マイナビ)
『家庭で楽しむ モロッコ料理』(河出書房新社)
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