春になると一度は食べたくなるのが、筍ごはん。
生のたけのこは、アク抜きが面倒だったり、正しい茹で方がわからず、躊躇してしまう方も多いのでは?
でも、水煮のものに比べて、香りや甘みは格別!感動する美味しさに出会えます。
たけのこは、採れてから時間がたつほど、苦く渋みを感じる「えぐみ」が増してしまいます。買ったらすぐに茹でて、アク抜きをしましょう。
【1】下準備
外皮は2〜3枚外す。アクが抜けやすくなるよう、穂先を斜めに切り落とし、縦に切り目を入れる。
【2】茹でる
鍋にたけのこがかぶるくらいの水を入れ、米ぬかと赤唐辛子も加える。たけのこが浮いてこないよう、落とし蓋をして茹でる。
【3】冷ます
弱めの中火でグツグツした状態を維持し、1時間ほど茹でる。竹串を刺してスッと通れば茹で上がり。茹で汁に漬けたまま完全に冷ます。
【4】保存する
すぐ使わない場合は、保存容器に水を張り、たけのこを入れて冷蔵庫で保存する。水は毎日取り替えること。
たけのこの柔らかい部分に傷がつかないよう注意しながら、外皮に縦の切り目を入れるとアクが抜けやすくなります。また、茹で汁に浸けたまま、可能なら一晩かけて完全に冷ましましょう。
穂先の葉が青く伸びておらず、根元にある斑点の色が薄いものを選びましょう。時間が経つほど、斑点の色が茶色っぽく濃くなっていきます。
たけのこがたっぷり入った、春だけの贅沢な炊き込みご飯です。
特集スタッフが作ってみた感想
シンプルな味付けなので、たけのこの素材の味そのものを楽しめました。
ご飯と一緒に、おかずもたくさん食べられます。薄味が好きな方におすすめのレシピです。(前日:120分・当日:60分)
たけのこを甘く煮付けておき、別で炊いたご飯と混ぜ合わせるレシピです。ご飯を炊く間に、たけのこを煮るとスムーズです。
特集スタッフが作ってみた感想
たけのこにしっかり味がついているので、ごはんだけでもパクパク食べられて、美味しかったです。
甘めの味付けなので、子どもや甘辛い味が好きな方におすすめです。(前日:120分・当日:60分)
たけのこがすぐに茹でられず、えぐみが残ってしまった場合に作りたい、油を使ったレシピをご紹介します。
たけのこを茹で終わって皮を剥いていると、フワッとたけのこの良い香りがして、春だなぁと感じました。
シャキシャキとした歯触りと豊かな風味は、生のたけのこならでは。
準備に少し時間は掛かりますが、今しか食べられない季節限定の味なので、ぜひ試してみてくださいね。
文:栃木由子 写真:北村文乃