クックパッドのレシピには豆腐を使った洋食レシピもたくさんあるのをご存知ですか?江戸時代のベストセラー料理本「豆腐百珍」にならって、クックパッドから豆腐レシピを集めた現代版豆腐百珍、今回は洋食の豆腐レシピをご紹介します。
豆腐百珍シリーズvol.2では、お豆腐を使えば高カロリーなメニューもヘルシーになるレシピをご紹介しました。
日本でも生活習慣病などの増加によって、健康志向が高まりつつありますが、海外、特に先進国でも同じような健康指向が高まっているようです。海外での豆腐の位置づけについて、べにや長谷川商店の長谷川清美さんにお話を伺いました。
「ヨーロッパやアメリカなどでは、健康を考えて肉の代わりになる低カロリーな食材として、豆腐を食べるようになっています。海外でも日本と同じ『TOFU(トーフー)』で、通じます。ただ、日本のように冷奴などで食べるのではなく、揚げたり、スパイスを入れたりして食べることが多いようです。」
洋食メニューにも合ってしまうのが、豆腐のすごいところです。今回は、豆腐を使った洋食メニューを紹介します。
高カロリーなカルボナーラも生クリームの代わりに豆腐を使えば、ヘルシーなパスタが完成。ヘルシーなだけでなく、生クリームを使うよりも安く作れるのも魅力的ですね。
ホワイトソースの代わりに豆腐を使えば、クリームコロッケもヘルシーかつ短時間で作れます。こちらのレシピは油で揚げずに、フライパンで少ない油で焼いて作るのでさらに低カロリーです。
普通はお魚で作るムニエルもお豆腐を使えば、お魚よりも安く手に入り調理も楽なので、節約したいとき、忙しいときにもオススメです。水切りをしっかりした木綿豆腐を使えば、ボリュームたっぷりの一品が完成します。
ピカタはもともと豚肉や鶏肉を卵にからませソテーしてものですが、お豆腐もピカタにすればふわふわでボリュームがアップします。このレシピは少し中華風ですが、洋風も中華風にも合ってしまうのが豆腐のおもしろいところですね。
モッツァレラチーズを使って作るのが一般的ですが、豆腐ならチーズよりも安く手に入ります。おしゃれでワインのおつまみにもなりそうですね。
キッシュ生地がいらない、お豆腐と他の材料を混ぜ合わせるだけで完成するお手軽なキッシュ。トースターで作れるので、急にお客さんが来たときにも、あっという間におもてなしの一品が完成します。
洋食の豆腐メニューを覚えておけば、豆腐レパートリーがみるみる広がります!ぜひ、チャレンジしてみてください!
べにや長谷川商店 長谷川清美さん
北海道遠軽町にて、祖父の代に昭和元年に創業した雑穀商店「べにや長谷川商店」の販売店として「べにやビス」を設立。北海道での在来品種で豆料理の普及活動をおこなう。豆文化と郷土食の継承をライフワークとして活動中。
著者に「べにや長谷川商店の豆料理」(PARCO出版)、「豆料理きほんのき」(主婦と生活社)など。