【残ったビールを有効活用】漬け込むだけで、「鶏胸肉」がホロホロ&ジューシーに!

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ホームパーティーの後、缶に少しだけ残ったビールって処理に困りませんか?
集めると結構な量になるので、ただ捨ててしまうのももったいない気がする・・・
そんな時は、ビールは捨てずに鶏胸肉の漬け汁として使いましょう!パサつきやすい鶏胸肉が、ホロホロ・ジューシーなお肉に大変身します。

調理方法がよく分かるレシピの紹介をする前に、どうして鶏胸肉をビールに漬けると柔らかくなるのか、ご説明します。

「炭酸」と「アルコール」が柔らかくするポイント!

さっそく、クックパッド食みらい研究所 特任研究員・石川伸一先生に聞いてみました。

−−どうして「ビール」で鶏胸肉が柔らかくなるの?

「ビール中の【炭酸】と【アルコール】が関係しています。
炭酸は、pHが低く酸性で、ビールのpHはだいたい4〜5くらいでしょう。そのpHによって、肉のタンパク質の保水性が変わります。
そして、水よりもビールのpHの方が保水性が高いので、お肉がジューシーになるのです。
また、アルコールは肉の組織を壊すので、それでさらに柔らかくなるのだと思います。」

−−「気の抜けたビール」でも使えますか?

「炭酸が残っていたほうがpHは低くなるので、【気が抜けたビール】よりも、【気が抜けていないビール】の方がより柔らかくなるでしょう。
ただ、気が抜けても極端にpHが変わるわけではないので、結果として肉を柔らかくする作用はほとんど変わらないと思います。」

−−漬け時間の目安はありますか?

「肉の内部に染みこむには時間がかかるので、長いほうがよいでしょう。
しかし、生肉の長期保存は衛生上問題がありますので、1週間以上の保存はオススメできません。
ある程度漬ける効果を期待し、食の安全も脅かされないのは一晩ぐらい。もちろん、冷蔵庫保存が必須です。」

それでは、鶏胸肉がホロホロ・ジューシーになるレシピをご紹介します♪

照り焼き味で仕上げる、甘辛お肉

フォークで鶏胸肉に穴をあけておくと、ビールが染み込みやすくなります。下準備ができたら、ビニール袋でビールと漬け込みます。1時間以上漬け込んでから、調理をすれば完成です。

つくれぽに寄せられた、感動と感謝の声

レシピのつくれぽ(みんなの作りましたフォトレポートのこと)を見てみると、「とっても柔らかくなりました!」「ビールを飲まないので使い道に困っていました。レシピに感謝です☆」など、感謝の声や素敵な感想が寄せられています。

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夏の代名詞「ビール」を、ここまで有効活用できることにビックリしましたか?
「炭酸水に漬けるとお肉が柔らかくなる」という話を聞いたことがありますが、炭酸に【アルコール】をプラスすることで、さらに柔らかくなるんですね。
ビールの消費に困っている方は、ぜひ試してみてください。


取材協力

石川 伸一(いしかわ しんいち)
9cada5cfafbcc44ff9a217cb6df08c93 福島県生まれ、博士(農学)。宮城大学食産業学部准教授、クックパッド食みらい研究所 特任研究員。専門は分子食品学、分子調理学、分子栄養学。主な研究テーマは、鶏卵の機能性に関する研究。『料理と科学のおいしい出会い 分子調理が食の常識を変える』(化学同人)、『必ず来る! 大震災を生き抜くための食事学』(主婦の友社)ほか著書多数。


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