例年梅雨明けは7月中下旬。そろそろ太陽が顔をのぞかせることが増えてきますね。この時期にぐっと増えるのが熱中症。急激に気温が上がるので要注意です。特に遊び盛りの子どもがいる家庭はチェックしたい落とし穴について紹介します。
子どもたちはもうすぐ夏休み。海やプールなど、水まわりのレジャーを楽しみにしている子も多いのではないでしょうか。
屋外プールや海では太陽の日差しがたっぷり。日焼け対策には気をつけていても、案外忘れてしまいがちなのが熱中症対策です。
泳いでいたり、水の中に入っていたりすると、汗をかいていることを自覚しにくくなります。だけど、確実に汗はたっぷり出ているのです。親も、プールや海で水に触れていると子どもは涼しいだろうと油断しがちな面も。だけど、夏場の水辺では日光の反射もあって、確実に熱中症のリスクは高くなっています。
また、ちょっとプールの水が口に入って入りして、子ども自身、喉が渇いていることを自覚しにくいもの。特に子どもは遊びに夢中になると、体調の変化にも気がつきにくくなります。体に親が注意してこまめな水分補給を心がけることが大切。
子どもは体温調節機能が未熟。体温が高くなりやすく、下がりにくいのです。また、水分不足があっという間に脱水症につながりやすいのも、子どもの特徴です。実際、熱中症で深刻な事態に陥るのは子どもと老人が多くをしめています。
もちろん、大人も要注意。大人は水辺でビールなどアルコールをとったことによる熱中症も起こしがち。大人も子どもも十分配慮して、夏ならではのレジャーを楽しみましょうね。(TEXT:松崎祐子)
<参考>環境省HP、厚生労働省HP