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節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんの「WEB上お金の賢い貯め方・使い方レッスン」で、貯め上手・遣い上手になりましょう。
年末に向けて出費が増える傾向にあるため、早めにコントロールをして年末年始の予算を調整するようにするのが、この時期の家計管理のカギ。中でも食費は調整しやすい費目なので、さっそく見直したいですね。
食費節約が上手な人とそうでないひとの分かれ道のひとつとして、食材の使い方が挙げられます。ポイントは食材の【使い回し】と【使い切り】。中でも今日は「使い回し」の方法について詳しく説明したいと思います。
まず、食材を使い切るというのは食費節約の基本中のきほんです。いつまでも、冷蔵庫や冷凍庫へ入れておくと使い忘れて食材が傷んでしまうからです。
そこで、少しだけ余った食材を活用しやすいメニュー(スープやグラタン、春巻き、炒め物、煮物、炊き込みご飯など)を日々の食事作りにプラスして使い切るようにしましょう。
そして、使い切るだけでなく、「使い回し」を意識して、より食費節約上手を目指しませんか?
食材の使い回しで大切なのは、組み立て力です。この組み立て力とは、食材をどのように使いきるのかをあらかじめ考えて残しておくことをいいます。
例えば…豆腐が一丁あれば、9割は夕飯の麻婆豆腐にして1割は翌朝の味噌汁の具にするというように
あえて余らせて計画的に使い回すので、ムダが出にくく、使い忘れも防ぐことができます。
いろいろな料理にも使いやすいおすすめの使い回し食材は、「豆腐」、「キャベツ」(季節によっては白菜)、「大根」です。これらはメインにもサブになる優秀な定番食材ですから、在庫と相談しながら安売りがあればストックしておきましょう。
キャベツは包丁でざっくり切ってしまうと、その切り口から傷んでくるので、できるだけ切り口を少なくして保存しましょう。
葉を一枚一枚はぎながら使い、レジ袋にまるごと入れて空気を抜いて野菜室に入れておくだけで長持ちします。
回鍋肉のようなメイン料理になる炒め物で、まずは3分の1玉分を使う
4分の1玉分を煮込み料理に!前日とのダブり感のないメニューを選んで。
残ったキャベツの半分をサラダに
少なくなったキャベツは、チーズ焼きにしてボリュームUP!
大根は葉、皮、身と余すことなく使うことができます。
保存方法は葉の部分はすぐに切り落として、レジ袋に入れて空気を抜いたら野菜室で保存しましょう。大根は部位によって調理法も変わるので、その辺りも意識しながら組み立てると良いでしょう。
大根の下から3分の1本分を使って、肉と一緒に煮込みましょう!
真ん中の部分3分の1本分を使って大根だけの煮物に!副菜やお弁当に◎
上側を3cmほど残してすりおろし、みぞれ煮に
最後に残った3cmは、スープで使い切り
大根の葉の部分や皮は味噌汁の具やきんぴらにして食べきりましょう。
このように、自分なりの使い回しレパートリーが作れるようになると、食材のムダも減って食費ダウンにつながるはずです。どのように使い回しをしたらいいのか悩んだ時は、クックパッドのレシピ検索を活用するのも便利。自分にとって継続しやすい方法を見つけてくださいね。
旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>
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