今日は、「ハ(8)ム(6)」の語呂合わせにちなんで、日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定した『ハムの日』です。多くの家庭の常備食材として使われているハムですが、一番よく食べているのは、意外にも海の幸の街でした。
総務省が公表している「ハムの購入数量 都道府県庁所在市及び政令指定都市別ランキング(平成23~25年平均)」の結果は次の通りです。
【全国の年間平均購入数量:3,061g】
(総務省統計局HP「なるほど統計学園」から引用)
ホタルイカや寒ブリなどの名産地としても知られる日本海沿岸を代表する海の幸の街・富山市がトップというのは、ちょっと意外な気もします。でも全国平均の量と1位との差はそんなに多くないので、ハムは全国各地で平均的に食べられている“国民食”とも言えそうです。
ちなみに、似たような食材であるソーセージの年間購入数量№1は「青森市」。ベーコンの年間購入数量№1は「那覇市」。地域によって、加工肉の好みには差があるようですね。
ここでちょっとハムの基礎知識を。ハムとは、塩漬けにした豚肉を、燻煙あるいは加熱して作られます。世界的に見ると、「ハム」と呼ばれるのは“豚肉の中でも、もも肉を使ったものだけ”というのが主流のようですが、日本では、もも肉以外の部位から作られていても「ハム」と呼んでいます。
これらのハムの中で、一番人気と言われるのは「ロースハム」。ロースハムは、第一次世界大戦中、日本の収容所に連れてこられたドイツ人捕虜が、作ったのがはじまりなのだそうですよ。
以前のクックパッドニュースで、「流行中の作りおきおかずに!安くて美味しい鶏ハムを常備しよう♪」という内容をお届けしました。手作りハムにチャレンジしたい方、ぜひこちらを参考にしてくださいね。(TEXT:大河原裕美)
参照サイト
・日本ハム・ソーセージ工業協同組合
・総務省統計局