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今年もようやく蝉が鳴きはじめ、暑い夏がやってきましたね。まだまだ最高気温がグーンと上がることも予想される中、既に夏バテや食欲が落ち気味という方も多いのでは?そんな方に今回オススメしたのが、「鶏飯(けいはん)」。暑~い奄美諸島に伝わる定番のおもてなし料理です。
鶏飯とは、鹿児島や奄美大島に伝わる郷土料理。温かいご飯の上に細かくした鶏胸肉、錦糸卵、しいたけの旨煮、のり、ねぎ、紅ショウガ、奈良漬けなどを綺麗に盛りつけ、鶏ガラや丸鶏で炊いたあつあつスープをかけていただきます。
鶏飯が生まれたのは今から400年ほど前、奄美が薩摩藩の支配下にあった頃です。島の人たちが薩摩藩の役人をもてなすために、貴重な鶏を1羽つぶして作るとても贅沢な料理として振る舞われました。現在に至るまで、そのおもてなし精神は受け継がれ、奄美では鶏飯を作って親戚やご近所さんみんなで集まり賑やかに食べるのが習慣となっているそう。鶏の旨味を生かしたさっぱりとした味の鶏飯は、夏でもお茶漬けのようにサラサラといけちゃいます。
それでは、オススメのレシピをご紹介しましょう!!
いかがでしたか?色鮮やかで美味しそうな鶏飯の写真を見ると、気になって仕方がないのでは。暑くても、きっと2~3杯はスルリと食べられちゃうはず。是非、友人・知人を誘って、みんなで楽しくワイワイと作って、食べてみてくださいね!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『未来へ伝えたい日本の伝統料理—夏の料理』(小峰書店)
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