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ダイエットをしている人が食事の際、まず気にするものといえば『カロリー』。最近は『糖質』にも注目が集まり、その量を制限する人も増えています。そんな中、見落としがちなのが『脂』。健康のために脂を上手にマネジメント(管理)することの大切さをクックパッド管理栄養士が解説します。
一般的に20代の女性といえばダイエットに関心が強く、スリムな人が多いイメージですよね。じつは、平成26年の厚生労働省「国民健康・栄養調査」によると、総摂取カロリーに対して脂質から摂取するカロリー量は20〜30%の割合が望ましいとされているのに対し、20代の女性は脂質の割合が30%を超えるという意外な結果に。
揚げものなど明らかにわかりやすいあぶらものは避けていても、スイーツや菓子パン類、コーヒーに入れるコーヒークリームや、ヘルシーだと思ってサラダを食べる際にかけるドレッシングなどから、脂質を多く摂取してしまっていることが多いようです。
体はスリムだけど、血液検査をしてみると中性脂肪やコレステロールが多い「かくれ肥満」なんて人も増えているのが現状です。
カロリーを減らすため、食べる量を極端に減らすなど無理なダイエットをしていると、筋肉量が減ってしまい、かえって太りやすくなったり、冷えやむくみの原因にもつながります。 そこでダイエットをしている人に意識してもらいたいのが脂マネジメントです。
脂マネジメントとは、脂質の摂取量を意識的に管理すること。脂質は1gあたり9kcalと、糖質やたんぱく質の1gあたり4kcalに比べてエネルギー量が高いため、脂質の量を抑えれば、おのずと摂取カロリーが減るのも嬉しい限り。 特に見落としがちなドレッシングやスイーツで工夫するのは、脂マネジメントの最も簡単な方法と言えるのです。
生野菜はもちろん、ホットサラダでも大活躍
これからの季節、グラタンやシチューに活用したい!
チーズの代わりに水切りしたヨーグルトで罪悪感なしのデザート
おいしいものがたくさんの今の季節。そして、ごちそうを食べる機会の多い年末年始。そんなときこそ、脂の量を意識してみましょう。見た目だけでなく、体の中からスッキリしてくるはずですよ。
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