熱中症にならないために水分補給以外で注意することがあった!【熱中症対策⑧】

8回にわたってお届けしてきた熱中症対策シリーズ、最終回はやっておきたい予防策についてリサーチ。水分補給が基本ですが、それ以外にもカンタンだけどしておきたいことがあります!これまでの7回分に加えて、これを知っておけば熱中症対策は万全です♪
体をしめつける服はNG!
梅雨明けしてから気温が急上昇して、各地で熱中症予防が呼びかけられています。実は、服装のちょっとした工夫だけでも、熱中症のリスクが変わってきます。朝着替えるとき、外出するとき、下記のようなポイントに気をつけてみてください。
ぴったりした服を避ける
厚着はもちろん、薄着でも体をしめつける服は避けましょう。特に首回りや袖元がつまっていると熱がこもりやすくなります。なるべくゆったりとした服がおすすめ。
吸湿性・速乾性のある服がベター
汗が乾かないと体温調整がしにくくなります。かいた汗を吸収・速乾してくれる、通気性のいいものを。
黒い服より白い服を
黒い服は熱を吸収しやすいので、体温の上昇を招きます。白をはじめ、明るい色の服を選びましょう。
帽子や日傘で直射日光を避ける
直射日光を避けることで体感温度が違ってきます。特に日差しが強い日は、帽子や日傘で日陰を作りましょう。
濡らしたタオルで体をふくだけでも予防に
汗が蒸発するとき、まわりの熱を奪う作用を気化熱といいますが、汗をかくと涼しくなるのはこの気化熱の働きのおかげ。水で濡らしたタオルで体をふくと、汗と同じことがおきて涼しくなります。小さな子どもで体温調整機能が未発達な場合、タオルでこまめにふいてあげるといいでしょう。
室内でエアコンをつけていても要注意!
人が感じる暑さには、気温や湿度だけでなく、太陽光や地面からの照り返しなどのような輻射熱も関係します。日差しが差し込んで輻射熱を受けると、室内でエアコンをつけていても暑さを感じるのです。遮光フィルムやカーテン、すだれなどを使って、日差し室内に差し込まないようにしましょう。
暑さを感じたら無理をしないことも大切です。できる対策を十分にして、楽しい夏を過ごしましょう!(TEXT:松崎祐子)
<参考>環境省HP、厚生労働省HP