日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
いよいよ2016年も終わり。今年の世相を漢字一文字で表す「今年の漢字」が「金」に決定したように、リオ五輪での日本選手の大活躍が心に残る一年でしたよね。来たるべき2020年にむけて、あんな風に強くなりたい!と夢見た少年少女も多かったのではないでしょうか。
中でも大活躍した水泳、シンクロナイズドスイミング…。このメンバーを支えた「勝ち飯」の中の一つ、パワーボールを知っていますか?私たち日本人にとって食べ慣れたもの、でも底知れないパワーを持つあのメニューが、彼らを勝利へ導いたのです。
パワーボールとは、ピンポン玉サイズ(50g)のラップでくるまれたおにぎりのこと。飽きがこないように、プレーン・ごま・鮭フレーク・アジシオの4種類が準備されていたそう。消化もよく、腹持ちのよいお米は、スポーツをする身体に効率のよいエネルギー源。これをつまむ感覚で、補食として選手たちは練習の合間に食べていたんだとか。
そして、じつはこの大きさがポイント。つまみやすい、口にいれやすいこのサイズが、ハードな練習で食欲がないときでも、「とりあえず一口」となるのです。 一口食べれば、咀嚼することで唾液も出て、胃腸が動き出し、食欲も少しずつ沸いてくる。まさに、スポーツ選手の戦うための身体に欠かせないパワーフード「パワーボール」だったのです。
このパワーボール。小さめのおにぎりと侮ることなかれ。食べやすい形にするだけで、スナック感覚でどんどん食べられると本当に驚きの一品なんです。
大量のエネルギーを消費する、成長期のスポーツ少年・少女たちにとって、毎日の食事量はとても重要ですよね。「たくさん食べなければいけない」というプレッシャーも、このパワーボールなら跳ね飛ばしてくれる、強い味方となるんです。
そして、パワーボールにプラスして注目したいのが「うま味」。いわゆる出汁に代表されるうま味は、胃腸のエネルギー源で、身体に摂取されると食欲のスイッチを押してくれるもの。そのため、食事が始まるときに汁物を口にすれば、胃腸が動き、食欲が増加するというわけです。
スポーツと食事の切っても切れない関係については、周知の通り。でも、実際スポーツが強くなるためにどんな食事をとったらいいのでしょうか?
やっぱり重要なのは、「栄養バランス」。下記の「まごにはやさしい」が食卓に登場しているかを実践できているかどうかをチェックしながら、献立を考えるとバランスはとりやすいでしょう。1食、1日、1週間。神経質になりすぎず、摂取できてないジャンルがあるなと思ったら、次の食事で多めに摂取する。そんなくらいの気楽なバランスの取り方で十分です。
ま=豆
ご=ごま
に=肉
わ=わかめ(海藻類)
や=野菜
さ=魚
し=しいたけ(きのこ類)
い=イモ
そして、食事の基本はやっぱり「おいしく食べること」。よく、「めしトレ(食事トレーニング)」という言葉がありますが、食べることを辛い鍛錬の場にする必要はありません。おいしくバランスよく食べる毎回の食事は、強くなれるチャンス。親子で楽しく食べて、2017年ますますパワーアップしてくださいね。
「ビクトリープロジェクト」は、世界のトップで戦うアスリートに合宿、世界大会で「勝ち飯」の考え方に基づき、食事の取り方、補食の取り方についてサポートしています。
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