「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」と法律で定められている『敬老の日』。日本が世界一の長寿国であることは有名ですが、その現状が“健康な長生き”なのかどうか、気になりませんか?
「健康寿命」というのを、ご存じでしょうか?健康寿命とは、心身に大きな問題がなく、日常生活がおくれる年齢のこと。厚生労働省が発表している「平均寿命と健康寿命」の調査結果(平成22年)は以下の通りです。
平均寿命と健康寿命の差である10年前後の期間は、日常生活をおくるのに何らかの支障がある“不健康な期間”を意味しています。
その不健康な期間を短くするために、厚労省が推進している『スマート・ライフ・プロジェクト』という取組みでは、
この3つのアクションを提案しています。
さて、クックパッド的に気になるのは、やはり「適切な食生活」。厚労省の調べでは【一日に摂りたい野菜の量350g】のうち、日本人は平均一日280gを摂っているのだそうです。不足しているのは、トマト半分の量に当たる70g。これから敬老の日のパーティーを予定している方、メニューのラインナップに野菜は足りていますか?ちょっと不安になったら、みんなの評判が良くて、なおかつ手軽に作れるパーティーサラダを一品追加してくださいね!
健康寿命を延ばすための取組みは、「もうこんな年齢からじゃ遅い」とか「まだ若いから関係ない」というようなものではありません。今日、祝ってもらう側の人も、祝ってあげる側の人も、気付いたときがはじめどきですよ!(TEXT:大河原裕美)