あなたはおにぎり好きですか?嫌いですか?好きな具は何ですか?絶対ゆずれないポイントは?そんな話をしたら、ずーっと盛り上がっていられそうですが、 そんな談義を真面目に行う「おにぎりサミット」(第1回)に潜入してみましたよ。
今回、そんな議論を経て採択されたおにぎり憲章。その第1条は「おにぎりは、原則人の手でにぎられたものとする」。確かに、人の手でにぎるからおにぎり。握りながら込められる愛情や想いは、おにぎりに欠かせないものでもありますよね?
でも、この春クックパッドニュースで紹介して大注目された四角いおにぎり。ごはんを海苔で包むだけですが、これが食べやすくて持ち運びにも便利。これはやっぱりおにぎりである!と主張したところ、協会代表の中村祐介さんが「これは素晴らしいおにぎりだ!」とお墨付きをいただきましたよ♪
日本人が大好きなおにぎり。自分なりのこだわりがあったり、洋風おかずもエスニックおかずも何でも具として許容してくれるその懐の深さと広さ!さあ、新米の季節がやってきました。あなた好みのおいしいおにぎりをぜひ作ってみてくださいね。
【おにぎり憲章】
第1条 おにぎりは、人の手でにぎられたものとする。ただし、第2条および第3条を満たす場合は、例外も認める。
第2条 おにぎりは、愛情や感謝の気持ちを伝えるコミュニケーションツールである。そして、おにぎりには夢や希望が込められている。
第3条 おにぎりは「コメ」「塩」「海苔」「具材」水」の5要素を基本とする。
第4条 おにぎりには「コメ」は必須要素であるが、「塩」「海苔」「具材」の仕様は自由である。「海苔」に代わり昆布や木の葉など、各地の歴史・文化を重んじることが望ましい。
第5条 おにぎりに使用するコメはジャポニカ種を基本とするが、その種は問わない。また、アワやヒエ、ムギといったイネ科穀物を使用しても良い。
第6条 おにぎりに1個に使用するコメの重量は、おおよそ80〜100gを目安とする。ただし、重量の多寡はそれを問わない。食べたい(食べさせたい)量が適量である。
第7条 おにぎりに使用する塩は、海水塩、岩塩等の種類および産地を問わない。
第8条 おにぎりに使用する海苔は、日本沿岸で採れたものが望ましい。。
第9条 おにぎりに巻く海苔は食べる直前に巻く「パリパリ」、巻いてしばらく立ってから食す「しっとり」のいずれも認める。
第10条 おにぎりに使用する具材は、それを問わない。
第11条 おにぎり1個に使用する具材は1種類までとする。
第12条 1食で食すおにぎり個数の上限は、これを定めない。
第13条 おにぎりの形状は、三角型、丸型、円盤型、俵型など、それを問わない
第14条 「おにぎり」は「おむすび」「にぎりめし」と同義とする。
第15条 おにぎりに、味噌、醤油、みりん等の調味料、および油やバター何ど加え、焼く、揚げるなど加熱調理することを認める。
第16条 にぎり寿司、巻き寿司、稲荷寿司、おはぎなど、日本固有のコメ料理はすべて「おにぎりの派生料理」である。今後もコメを基本とし、新たなおにぎりの可能性を追求する。
第17条 おにぎりは、あらゆる場面に対応できる万能料理である。一汁一菜を基本とし、弁当に、パーティー料理に、和酒洋酒の肴にと、その可能性は無限大である。
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