都内以外での感染も確認されるなど、連日報じられている「デング熱」に関するニュース。小さなお子さんのいる家庭や、妊娠中の人は特に心配ですよね。感染の原因とされる「蚊」に刺されないために、私たちが今すぐできることとは?
約70年ぶりに国内感染が発生した「デング熱」。感染者が増え続けていることもあり、連日その話題を目にしますね。そもそもデング熱とはどのようなものなのでしょう?
厚生労働省によると、デング熱とはデングウイルスが感染しておこる急性の熱性感染症で、主な症状は発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹など。人から人に移ることはなく、蚊が媒体となってウイルスに感染します。これまで熱帯や亜熱帯地域で見られたのが、今回、日本国内での感染が確認されたことで波紋が広がっている状況。高熱をはじめとする様々な症状を考えると、免疫力がなく重症化しやすい小さなお子さんを持つママや妊婦さんは特に心配ですよね。
デング熱に感染しないためには、原因となる蚊に刺されないようにすることが一番の方法。肌を出さないようにしたり、虫除けスプレーなどすでに対策をとっている人もいるかと思いますが、それ以外にも身近で私たちができることの一つに、食事内容の見直しがあります。そこで、クックパッド管理栄養士に聞いた、食事でできる蚊を寄せ付けない対策をご紹介します。
蚊には酸性の血液を好んで寄ってくる習性が。本来、人間の血液は弱アルカリ性ですが、肉、油、砂糖は血液を酸性にします。なので、肉や揚げ物など、連日のこってりした料理は控えたいところ。
お酒を飲むと体温が上がり、体温が上昇すると二酸化炭素量が増えます。蚊は二酸化炭素と高い体温に寄り付くので、蚊に刺されないためにはアルコールも控えた方が賢明。お父さん、飲み過ぎ注意ですよ〜!
今すぐ効果がでるというものではないかもしれませんが、何もしないよりは試してみる価値はありそう。ほかの蚊を遠ざける対策とあわせて取り組んでみては?
基本的なことですが効果大。外で長時間過ごす際は、特に刺されやすい脚を隠すことを意識して。
蚊は汗に反応しても寄ってくるので、汗をかいた場合はこまめにふきとるようにして。自分でふくことのできない乳幼児はママが気をつけてあげましょう。
蚊は黒っぽい色を好むので、暗い色の服は避けるなども効果があるとか。明るい色の服で、蚊を遠ざけ気分も明るく♪
蚊は外だけでなく家の中に入ってくることも。窓をあける際は網戸を忘れずに。また窓やベランダの開閉時に入ることが多いので、空間タイプの虫よけが活躍します。
就寝中に刺されていた…という経験がある方は多いのでは? 特に寝ている時間の長い赤ちゃんのいる家庭は気になりますよね。そんな時に便利なのが蚊帳。今はネットでお手頃に購入できるものも多くでているよう。
蚊は水のあるところで発生します。ベランダの植木やじょうろなどに水がたまっていたらこまめに捨てるなど、余分な水はためないことが蚊を近づけない第一歩!
現在はまだデング熱に有効なワクチンはないのが現状。涼しくなり外で活動する機会も増えるかと思いますが、自分たちでできることを行って、手強い蚊から自分や大切な家族の体を守っていきましょう!