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コラム

実は迷信ばかり!?10月15日はきのこの日

今日10月15日は、日本特用林産振興会が制定した『きのこの日』です。いまの時期スーパーに行くと、秋の味覚の代名詞・松茸をはじめ、きのこの存在感がググッと増していますよね。また行楽シーズンなので、きのこ狩りに出かける方も多いのではないでしょうか。

「毒きのこ=毒々しい色」はウソ!

時々、新聞やテレビで報道されることもある、きのこによる食中毒のニュース。厚生労働省が発表している2008~2013年の「毒きのこによる食中毒の発生状況」を見ると、毎年10月が発生のピークとなっています。増えてしまう理由のひとつには、行楽できのこ狩りに出かけて、食べられるきのこと毒きのこを見誤って収穫し、食べてしまうことがあるようです。
そんな間違いを犯してしまうのは、みなさんがなんとな~く持っている“毒きのこの知識”に、結構迷信が多いからなんです!さあ、アナタの知識もチェックしてみましょう。

×毒きのこは“鮮やかな毒々しい色”をしている!

赤や黄色、紫色などいかにも危険な色をした毒きのこは案外は少なく、むしろ地味な色のもののほうが多いそうです。
食中毒事件の発生数が一番多い「ツキヨタケ」という毒きのこは、椎茸やヒラタケと見た目がかなり似ているので、素人が見分けるのはなかなか難しいでしょう。

ד柄が縦に裂けるきのこ”は食用になる!

舞茸、エリンギ、しめじなど、手で簡単に“縦に裂ける”食用きのこが多いことから生まれた迷信。これは多くの毒きのこにも当てはまるので、判別の基準にはなりません。

ד虫食いのあるきのこ”は食べられる!

「昆虫は本能的に毒を嗅ぎ分ける習性があるから、昆虫が食べたきのこは安全」という誤った認識から信じている方も多いようですが、人間と昆虫との毒に対する反応は同じではないので、必ずしも安全とは言えません。

ד塩漬け”にすると、どんなきのこも食べられる!

種類によっては、塩漬けで毒抜きができる場合もありますが、すべての毒きのこにこの方法が効くわけではありません。

דナスと一緒に料理する”と毒消しになる!

なぜこのような話が広まったかは不明ですが、これもまったく根拠のない迷信です。 (情報の出典:日本特用林産振興会)

アナタの知識は正しかったですか?きのこ狩りをするときは自己判断せず、専門家などに確認して収穫してくださいね。

マッシュルームがダシになる!

さてここからは、安全なきのこを美味しく楽しむレシピを紹介しましょう。今月31日はハロウィンですから、パーティーを計画している方も多いですよね。まずは、そんな時にぴったりのメニューです。

カンタンで見栄えもGood!持ち寄りパーティーにも便利です♪

ワインのおつまみに最高です!

そして次は、見た目の派手さはありませんが、話のネタになりそうな、ちょっと意外なレシピです!水からマッシュルームをじっくり煮出していくと、それだけでイイ味が出るんだとか。お酒を楽しんだパーティーの締めに出すといいかも知れませんよ。

作った人は150人超!もはや味噌汁の具の定番!?

(TEXT:大河原裕美)

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