実際に「ダイエットをはじめよう!」と思った時に、まずは何を意識すれば良いのでしょうか? 具体的な取り組みとポイントについてお話してみたいと思います。
食べ過ぎてしまうことは、ダイエットをしたいと考える方々にとって共通の問題です。 ただし、同じ「食べ過ぎてしまう」でも、原因やタイミングは様々。例えば、「1食の量が多い」方や、1食はそれほど多くなくても「食事以外の時間に食べてしまう」ことで食事の総量が増えてしまっている方など。
どちらのタイプの方にもおすすめなのが、『野菜から先に食べる』という習慣を身につけることです。 最近話題になっているので、試したことがある、もしくは今現在も意識している、という方も多いのではないでしょうか? ここで大切なことは、野菜を先に食べることの『目的』をきちんと考えた上で、野菜から食べる習慣を身につけることです。
1.野菜を食べることで野菜以外の食べ物の量を減らす
2.1のようにしても野菜で満足感を得る
3.咀嚼が増えることなどで食べるペースを遅くする
4.食べたものの吸収速度を遅くする
できれば、野菜を食べた後にご飯やおかずを盛るようにすると、『つい目が欲しくて盛りすぎてしまう』ということも防げると思います。
1.“食事以外の何か”を口にする前にも先に野菜を食べる、というルールを徹底する
2.血糖値の急激な変動を防ぐ
上記のような目的を意識しながら取り組んでみてください。 この場合は、『これ一口なら…』とついついちょこちょこ食べてしまっていた間食習慣を見直すきっかけになると思います。
ここでは「野菜」と書いていますが、野菜類・海藻・蒟蒻・きのこなどを1回に小鉢1杯程度、と考えて下さい。
野菜類を食べることは素晴らしい習慣ですし、吸収や消化の段階でもダイエットを助けてくれる効果があると考えられています。 しかし、ただ野菜を食べればいい、と考えてしまうと、野菜が増えただけで他の食事量が変わっていない、という結果になることもあります。 野菜を食べる時は、「よく噛むこと」「ゆっくりと食べること」「ご飯やおかずの量を野菜の分一口でも減らすこと」「なにを食べる際でも『野菜を先に』というルールを徹底すること」などを意識してください。
忘れてはいけないのは『野菜を食べれば痩せる』のではなく、食習慣の改善の為に『野菜を活用する』、と考えることです。 ご自身の食べ過ぎの原因に当てはめて、毎日の習慣に取り入れてみて下さいね。
管理栄養士。その他糖尿病療養指導士、ダイエットアドバイザー、日本ジュニア野菜ソムリエの資格を持つ。糖尿病や生活習慣病の食事相談を始め、食を通じた健康の提案、行動修正を含めた肥満の改善の指導に従事。多い時で年間1500件以上の指導を担当。 現在は米国カリフォルニア州で子育てをしながら、アメリカの食習慣や栄養学に興味を持ち、学ぶ日々。
「食べてやせる」をテーマにした、管理栄養士の個別指導によるダイエットプログラム。オンラインの「ダイエット診断」で個人の生活習慣上の弱点を発見できる他、全室個室のカウンセリングルーム「クックパッド ダイエットラボ 銀座店」では、管理栄養士による個別カウンセリングを実施しています。
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